彼らは読みつづけた "図書室の怪談 黄泉の本" 2026年3月13日

図書室の怪談 黄泉の本
図書室の怪談 黄泉の本
浮雲宇一,
緑川聖司
*読書で見つけた「読書(する人)」* 《「図書館っていうほどの大きさでもないので、図書室って呼んでるんですよ」 「それじゃあ、怪談とか、怖い話の本もあるんですか?」 ぼくが聞くと、綾目さんは眼鏡の奥の目を、まるで三日月のように細くして微笑んだ。 「ありますよ。滞在中でしたら、お部屋に持ち込んでいただいても大丈夫ですから、ご自由にどうぞ」 綾目さんが頭を下げて立ち去ると、ぼくは本棚に並んだ背表紙を順番に眺めていった。 古い推理小説や少女漫画、自然をテーマにした写真集に、なぜかお弁当のレシピ本まで置いてある。 そんな中、本棚の一番下の段に入っていた一冊の本を、ぼくは手に取った。》 — 緑川聖司著/浮雲宇一絵『図書室の怪談 黄泉の本』(2021年12月Kindle版、ポプラキミノベル)
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