汐見 "家族" 2026年3月14日

汐見
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@siomi250927
2026年3月14日
家族
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葉真中顕
尼崎連続殺人事件がモチーフの犯罪小説。 読んでいて最後の方にはだいぶしんどくなった。 なぜここまで支配されてしまうのか。鉄(犯人グループの1人で、大人の男性の髪を掴んで身体を持ち上げるような大男)のような存在がいること、物理的な暴力への恐怖が始まりではないかなと感じた。その後に監禁やお互いへの暴力の強制など肉体的・精神的な支配が続き、抗う気持ちを失っていく。防衛反応。 犯罪者側の暴力の建前が「愛/家族」というのが恐ろしい。 警察の民事不介入。黒幕は誰だったのか、あの女性ではないか。など。 この連鎖が続くことが示唆されている。 実在の事件を題材にした小説として多角的に読めたのが良かった。この事件のルポを読んだことがないので比較ができないけど、実際に起きたことは同じくかそれ以上に凄惨なものだという推測。本作との違いが気になる。せめて小説では、上手く言えないけどもう少しでも進展があっても良いようにも思った。 ただ世代的にこの小説で尼崎事件を知る人もいると思う。そう考えるときっと意義がある。
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