
torajiro
@torajiro
2026年3月14日
社会学的想像力
C・ライト・ミルズ,
中村好孝,
伊奈正人
読み終わった
大学の頃から読まねばと思っていたものをやっと読みました。でも色々実践を経たいまだから汲み取れるものが多かった気もする。
当時の社会科学(者)への批判、ミルズの社会科学への期待や思い、研究への向き合い方やスタイルなどが述べられており、基本的に社会科学に携わる人に向けて書かれたものではあるのですが、純粋なアカデミアではなくとも社会科学の知見への参照が当たり前になっていたり隣接した分野も増えている昨今はミルズの言っていることや懸念していることの影響する範囲はむしろ増えているように思う。
私は社会的インパクト評価に携わるものは社会学的想像力をもっと養わねばならないとこの本を読んで強く感じた。とある事柄や一連の活動から価値を引き出し評価する行為は、歴史的な構造の中に埋め込まれたものであること、そしてその価値判断は政治的な意味を持つものであることの認識を持った上で行われなければならない。
「人々が関心を持つことと、人々のためになることの違い」を認識し、どちらかだけを重要と偏るのではなく、バランスしていくことが社会科学に端っこの方で関わるものとして大切なのだと想いを新たにさせられた感じ。