
彩
@aya_toto
2026年3月14日
ねじの回転 デイジー・ミラー
ヘンリー・ジェイムズ,
行方昭夫
ヘンリー・ジェイムズの中でも特に有名な二作品。
デイジー・ミラーはアメリカ対ヨーロッパの対比が明確で、とても読みやすい。
ヘンリーはアメリカの若い女性をたくさん描いているけど、デイジーの複雑さや大胆さ、無邪気さは瑞々しくて、慣習にがんじがらめになったヨーロッパで暮らすアメリカ人たちの間で、異彩を放っている。
ねじの回転は、幽霊話なのだけど、ジェーン・エアのオマージュかと思うようなシーンもたくさんあって楽しい。
しかし、ヘンリー・ジェイムズの真骨頂は、その会話文の上手さと、流れるような人物、情景の描写の上手さなのでは…
こんな風に何でも描くことができたら、そら小説書いてても楽しいですよね、という種類の上手さです。
もちろん、行方昭夫先生の優れた翻訳に依拠する部分も大きい。
単純に文章のいい小説って読んでて脳みそが喜んでる感じがして、幸せを感じる。




