

彩
@aya_toto
読んでばっか。
- 2026年8月23日
- 2026年8月22日
ワシントン・スクエアヘンリー・ジェイムズ,河島弘美読み終わった - 2026年8月22日
傲慢と善良辻村深月読み終わった - 2026年8月22日
ワシントン・スクエアヘンリー・ジェイムズ,河島弘美 - 2026年8月22日
射精責任ガブリエル・スタンリー・ブレア,村井理子,齋藤圭介読み終わった - 2026年7月31日
夜明けを待つ佐々涼子読み終わった - 2026年7月31日
ジャスティス・マン佐藤厚志読み終わった - 2026年7月24日
ジュビリーアリス・マンロー,小竹由美子読み終わった意外に苦手なアリス・マンローなのだけど、これは面白く読めたな。 唯一の長編、となってるけど、実際はひとりの少女がジュビリーというカナダの田舎町で、大きくなっていく話が淡々と描かれている。 少女から見たおじさんとか、大きくなるにつれ疎ましく思えてくるハズれてる母親とか、丁寧な暮らしを地でいくオールドミスのおばさんとか。 後半、少女が思春期になり、性に興味を持ち始め、男性と出会っていく話も面白い。 優等生の主人公は、同じく大学進学を目指す頭脳明晰な男の子と付き合うけど満足できなくて、 違う世界の青年にぞっこん、奨学金貰えなくても構わないわ、とか。 ジュビリーとなってるけど、英語の題名は 『Lives of Girls and Woman』 とてもいい題名。 私が興味のあることが全部詰まってるような、何でもない田舎町の、いろんなひとびとと、 いろんなものやこと、景色や匂い。 実の娘に児童性的虐待受けてた話を暴露されたことが書かれてある解説もなかなか衝撃的。 マンローも別に知的で冷静なお母さんじゃなくて、だいぶ男に狂ってて、まぁそうだよな、聖人でもあるまいし、という感想でした。 - 2026年7月20日
エンド・オブ・ライフ佐々涼子読み終わったコメダ珈琲店で号泣…。 緩和ケア医療に関わった森山看護師が、自身も末期の膵臓がんとなる。 見取りのプロは自身の最後をどのように過ごすのか。 森山看護師の最後の日々と、筆者がかつて森山看護師を取材するうえで出会った、すでに彼岸に渡ったひとたちとの交流を軸に、ふたつのときを行き来するように描かれる。 ひとは生きたようにしか死ねない。 どんな過程を辿っても、最後はみんな穏やかな笑顔で旅立つ。 何万年も繰り返される、大きな環のなかにいずれ自分も入る。 核社会が進んで、ひとの死は遠く隔たれた非現実的なものになった。 でも、死はほんとうは昔からとても身近に、自然なこととしてあった。 ほんの少し、死ぬのが怖くなくなった。 - 2026年7月16日
荒地の家族佐藤厚志読み終わった芥川賞受賞作品。 これは再読なのですが、やっぱり凄かった〜。 私は一応、東日本大震災の被災地と呼ばれるところに住んでるんだけど、 これを被災地のひとたちに納得させる形で描くのは、いろんな意味で勇気がいったろうし、 直接的に災害を描くのではなく、その災害がどういうふうに長い時間をかけて、一般の、市井の人々に影響するか、 復興とは何か、何を持って再興なのか、ひとはどうやって人知の及ばない天災を受け入れるのか、 すごく丁寧に、実直に描いている。 視点の動かし方、描く部分と描かない部分、主人公、及び周りのひとたちの、器用とは言えない、でも真っ当に普通に生きる人々の生き方、日常。 お見事、と言える一冊。 どうかずっと後世まで残って欲しい。 - 2026年7月14日
地方女子たちの選択上野千鶴子,山内マリコ,藤井聡子読み終わったこれはよかった。 上野千鶴子さん自身はとても毀誉褒貶のあるひとだと思うのだけど、全編はほぼ富山という場所から、出て行った、留まった、戻ってきた、やってきた女性たち14人のインタビューで構成されている。 富山は共働き率が高く、県民所得が高く、生活保護受給率が低く、待機児童率が低い。 一見、豊かで女性も働きやすいのかと思いきや、そこにはほかの地方が抱える問題と同じように、家父長制が根付いてたり、排他的で余所者が入りづらい雰囲気があったり。 世代が下になるとだいぶ女性たちも自由で、選択肢も増えた上で、富山に戻る選択をしたりしているんだけど、 上の世代はやっぱり読んでいて辛かった。 国や行政は若い女性たちを出て行かせないようにするのに一生懸命。 でも、本当は出て行ったとしてもいつでも戻れる、戻りたいと思える場所にするのが一番、 という意見には完全に同意。 - 2026年7月14日
愚かな薔薇恩田陸読み終わったオーディブル読書。 とても恩田陸さんらしい、不思議な力を持った少年少女たちのお話。 場所がいっこの登場人物の役割を果たすのも、ちょっと仄暗いダークな雰囲気があるのも、とても恩田さんっぽい。 しかし、いかんせん、長いです。 の割に、ラストも薄くて、イマイチクライマックスがない。 前半はかなりよかっただけに残念。 - 2026年7月11日
- 2026年7月11日
モナリザの微笑 ハクスレー傑作選オルダス・ハクスレー,行方昭夫読み終わったハクスレーは行方昭夫先生の修士論文のテーマだったそう。 事実上、翻訳デビュー作ではないかな。 ハクスレーの教養の高さ、博識さ、洞察力の光る人物描写と、ほんのひと匙のハクスレー自身の優しい視点。 意外にも情景描写が上手くて驚く。 滞在したイタリアがよっぽどよかったのだろうなぁ。 - 2026年6月26日
ロデリック・ハドソン (講談社文芸文庫)ジェイムズヘンリー読み終わった - 2026年6月26日
BUTTER柚木麻子読み終わった - 2026年6月26日
ロングアイランドコルム・トビーン,栩木伸明読み終わった - 2026年6月20日
読み終わった最高でした。 前巻ではフィリップの芸術仲間との会話が表面的で馴染まなくて、中巻では、腐れ縁とも言えるミルドレッドとのしがらみ(絆)から逃れられなかったフィリップにやきもき。 一転、下巻では、アセルニー一家と出会い、俗物的ではない、本質的な優しさに触れて、 本来の場所を取り戻したかのように、人生が好転していく。 デパートに勤め、叔父を看取り、再び医学の道へ。 海岸地方での臨時勤めをし、ホップを積みに行き、若い娘と結婚をする。 モームって、もっと皮肉屋で、観察力に優れていて、食えない狸親父みたいなイメージだったのだけど、 後半は特に、とても誠実で、優しくて、温かい視点を感じた。 ひとはどうしたって生きていいし、本当の人格的な素晴らしさは、どの時代でも変わらない。 フィリップと共に成長して、高次の視点から人生というものを見られるようになった。 まさに小説を通して、自分とは違う人の人生の前半を生きたような気持ちになり、 それは多分、小説を読むことの醍醐味のように思える。 私は嗜好的に、行方翻訳の中では、モームよりヘンリー•ジェイムズの方が好きなのかな、と思っていたのだけど、この作品を読んで、 やっぱりモームっていいな、持ってる視点がとても人間的だな、優しいな、素敵だな、と思えた。 こんな小説を読みたかった、と思える作品でした。 - 2026年6月18日
- 2026年6月18日
人間の絆 中 (岩波文庫 赤 254-7)モーム,ウィリアム・サマセット・モーム,行方昭夫読み終わったフィリップは画家になることをきっぱりと諦めて、医師としての道を歩み出す。 腐れ縁ともいえるミルドレッドと出会い、くっついたり離れたり。 もー、女を見る目が無さすぎる。笑 多分モーム自身も二十代前半の頃の話だと思うけど、とにかく不器用過ぎて、 ミルドレッドと自分の友人が恋仲になって、さらに二人の旅行代金まで出そうとするとか、 あー、分かるなぁ、若いなぁ、傷つきたい年頃だよなぁ、 と同情しまくり。
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