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彩
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@aya_toto
読んでばっか。
  • 2026年7月11日
    夏帆―The Tale of KAHO―
    話題作はひと通り押さえる自身の勤勉さが嫌いではない。 「君みたいな醜い相手は初めてだよ」 かなり強めな文面で始まるけど、テーマはルッキズムじゃないし、最後まで回収されず、不完全燃焼。 朗読会のために書き下ろした作品らしいので、キャッチーな一文で聴衆を惹きつける必要があったことは分かるのだけど。 オースティンとケルアックが出てきたのはよかった。
  • 2026年7月11日
    モナリザの微笑 ハクスレー傑作選
    モナリザの微笑 ハクスレー傑作選
    ハクスレーは行方昭夫先生の修士論文のテーマだったそう。 事実上、翻訳デビュー作ではないかな。 ハクスレーの教養の高さ、博識さ、洞察力の光る人物描写と、ほんのひと匙のハクスレー自身の優しい視点。 意外にも情景描写が上手くて驚く。 滞在したイタリアがよっぽどよかったのだろうなぁ。
  • 2026年6月26日
    ロデリック・ハドソン (講談社文芸文庫)
  • 2026年6月26日
    BUTTER
    BUTTER
  • 2026年6月26日
    ロングアイランド
    ロングアイランド
  • 2026年6月20日
    人間の絆 下 (岩波文庫 赤 254-8)
    最高でした。 前巻ではフィリップの芸術仲間との会話が表面的で馴染まなくて、中巻では、腐れ縁とも言えるミルドレッドとのしがらみ(絆)から逃れられなかったフィリップにやきもき。 一転、下巻では、アセルニー一家と出会い、俗物的ではない、本質的な優しさに触れて、 本来の場所を取り戻したかのように、人生が好転していく。 デパートに勤め、叔父を看取り、再び医学の道へ。 海岸地方での臨時勤めをし、ホップを積みに行き、若い娘と結婚をする。 モームって、もっと皮肉屋で、観察力に優れていて、食えない狸親父みたいなイメージだったのだけど、 後半は特に、とても誠実で、優しくて、温かい視点を感じた。 ひとはどうしたって生きていいし、本当の人格的な素晴らしさは、どの時代でも変わらない。 フィリップと共に成長して、高次の視点から人生というものを見られるようになった。 まさに小説を通して、自分とは違う人の人生の前半を生きたような気持ちになり、 それは多分、小説を読むことの醍醐味のように思える。 私は嗜好的に、行方翻訳の中では、モームよりヘンリー•ジェイムズの方が好きなのかな、と思っていたのだけど、この作品を読んで、 やっぱりモームっていいな、持ってる視点がとても人間的だな、優しいな、素敵だな、と思えた。 こんな小説を読みたかった、と思える作品でした。
  • 2026年6月18日
    新版 科学がつきとめた「運のいい人」
    オーディブルでの読書。 まぁ何となくそうだろうなぁという内容を丁寧に解説してくれている。 やっぱり「運がいい」と口に出すことはいいんだなぁ。 私はたまに「自分は運がいいなぁ」と夫にいうのですが、そのたびに 「運がいいっていうか、お前の生活は、見る人から見たら、もはや貴族だからな」 と言われぐうの音も出ない。
  • 2026年6月18日
    人間の絆 中 (岩波文庫 赤 254-7)
    人間の絆 中 (岩波文庫 赤 254-7)
    フィリップは画家になることをきっぱりと諦めて、医師としての道を歩み出す。 腐れ縁ともいえるミルドレッドと出会い、くっついたり離れたり。 もー、女を見る目が無さすぎる。笑 多分モーム自身も二十代前半の頃の話だと思うけど、とにかく不器用過ぎて、 ミルドレッドと自分の友人が恋仲になって、さらに二人の旅行代金まで出そうとするとか、 あー、分かるなぁ、若いなぁ、傷つきたい年頃だよなぁ、 と同情しまくり。
  • 2026年6月15日
    ブルックリン
    ブルックリン
    続編が明日届くので、大急ぎで再読。 結果、やっぱりすごー❣️となる。 コルム•トビーンのきめ細やかな筆致は、余計なことは書かないのに、それぞれのキャラクターが見事に表現されていて、まさに職人芸のよう。 主人公を応援する気持ちが強すぎて、私はこの作品を小説版『魔女の宅急便』って呼んでる。 船酔いしながらアメリカにたどり着くシーンも、教会で貧しいひとたちと過ごすクリスマスにアイルランド民謡を聴くシーンも、 古本屋の店主がホロコーストの歴史を呟くシーンも、 みんなみんな大好き。 真面目で数字に強い主人公が、自分の能力を活かせた職に就けたかな。 小説の続編って滅多にないし、なかなか成功しないけど、 こちらの続編は楽しみだ〜❣️
  • 2026年6月5日
    米原万里 新装版
    米原万里 新装版
    米原万里は、読み手としてとても信頼している作家のひとり。 書評本が有名だけど、ご本人の書いたエッセイも、一冊しかない小説もすごく面白くて大好き。 没後二十年を記念したブック本なので、ゆかりのあった翻訳家やロシア文学者とかが寄稿しているんだけど、 全体的に女性の書いたものは、万里のユーモラスなところとか、下ネタとか毒舌とかに触れつつ、彼女を愛情深くて懐の大きくでも繊細な人、というとても魅力的な人物描写をしているのに、 男性のロシア文学者とかの文章は、どこか小物感が漂っていて、何となく腰が引けてるというか、多分米原さんには相手にされず、本質的なお付き合いはできなかったんじゃないかな〜という感じの文章。 米原さん自身、男嫌いというか、自分に釣り合う男性になかなか出会えず(外交官だった佐藤優さんとの友情は有名だけど)、 という環境だったんじゃないかな、とも思う。 そのくせ、周りの女性には面倒見がよくて、魅力的で、情に脆い、憎めなくて、本当に亡くなっても話したくなるような、素敵なひとだったんじゃないかな〜と思う。、
  • 2026年6月5日
    世界99 下
    世界99 下
    これはちゃんと点数をつけたい。 それくらいひどかった。 文章の密度も低く、登場人物の心情の変化も飛躍している箇所がいくつもあり、そのくせ、なぜこの文章が必要なのか?という箇所が頻出する。 何となく読者に預けてる分量が多い気がして、いろいろな箇所で甘さが出ている感じ。 もっとそこは深く書かないといけないだろう、と思うところは見事スルーで、どうでもいいことは書いてあって、ちょっと評価する基準まで達していない。 単純に文章が下手で、読んでいるのが苦痛。 キャラの書き分けもなければ、テーマももっと絞ればいいのに、何個も入れるので、 それぞれのテーマについてが全然深まらなくて、苦痛。 もう失望するのが嫌なので、本当に活字で読まなくてよかった(オーディブル読書です)。 これは活字で読んだら、目が勿体無い。
  • 2026年5月29日
    世界99 上
    世界99 上
    そうか、これが現代の日本文学なのか、と思ってしまった。 ラロロリン人とかピョコルンとか、ペルソナを作ってキャラを分ける分人主義とか、 書いてあることはたくさんあるのだけど、とにかくキャラが一元的で薄っぺらくて、 本当につまらないなぁ、苦痛だなぁと思いながら。 併読してたのが三島由紀夫の『春の雪』だったせいもあって、 小説の中に何度も同じ言い回しが出てくると、本当にループしてるのかと錯覚してしまう。 単純に、〜と言った、ような気がして、〜な気持ちになった。 とかが続くので、本質的に文章の型が少なくてマンネリしてしまう。 小説の内容をジャッジするというより、そのレベルがやっぱり歴然と分かってしまって辛かった。 これが現代文学の主流というのなら、まぁ私は分からなくてもいいや、という感じ。
  • 2026年5月29日
    春の雪
    春の雪
    久々に三島読んだら、すごーく面白かった。 朝井リョウとか村田沙耶香とか、しばらく現代日本作家の作品をオーディブル読書してたんだけど、 たかだか五十年くらいで、こんなに変わってしまう⁇というくらい、文章の密度が濃くて、それでいて流れるようにスムーズで、 とにかく話の流れ云々より、ただただ三島文学を浴びてるだけで、気持ちよくて、脳みそが喜んでる感じがした。 行定勲監督の『春の雪』も再度見たのだけど、みんな上手くて、もっと評価されてもよかったのになと思った。 聡子の美しい描写は、竹内結子さんそのままで、門跡は若尾文子さんの姿のまま読んだので、イメージもバッチリ。 三島最後の作品とか、死生観とか難しいことはとりあえず置いておいて、ただひたすら豪華絢爛な文章の洪水の中に身を任せる気持ちよさ。 久しぶりにいい読書体験でした。
  • 2026年5月3日
    ルピナス探偵団の憂愁
    上手すぎる。
  • 2026年5月3日
    ルピナス探偵団の当惑
    津原泰水さん、少女小説も上手い。 特に会話文。 すらすら読めて、最後はしんみりする。 ミステリー書かせても超一流です。
  • 2026年5月3日
    夕陽カ丘三号館新装版
    有吉佐和子って、何冊か読んでるんだけど、本当にハズレない。 どれもうまくて面白い。 高度経済成長期、団地に住む主婦たちが主人公。 誰かと誰かが喧嘩してたり、そのうち仲良くなったり、 子供の教育には興味のないふりをして、都立に入れる為に偽装離婚してたり。 いろんな立場の人間の、悲喜交々。 人物像の描き方とか、主人公が向こう見ずで夫に嗜められるところとか、 傍目から見たら可笑しい人が出てくるところ、 道徳的に正しい側から描くこととか、ちょっとジェイン・オースティンっぽくて、 どうして今まで読まれてなかったのだろうと思うくらい面白い。 再評価されてこちらも嬉しい☺️
  • 2026年4月29日
    珈琲怪談
    珈琲怪談
    京都、横浜、東京、神戸、大阪、そして再び京都。 中年男性四人が各都市の喫茶店を回りながら、ひたすら怪談話を披露し合うという何とも読書垢には美味しい一冊。 行ったことある喫茶店はミロンガだけですが、聖地巡礼したくなるほど、どの喫茶店も素敵。 あと、仕事の話も色恋の話もなく、ただただいい年した男性4人がただひたすら怪談についてダベる、というのも何とも羨ましい関係性。 現代日本作家さんの作品は基本オーディブル読書なのですが、恩田さんの文章が音で聴いても大変リズムがよく、4人が全員いても会話だけで、キャラの区別がつく書き方も、上手い〜、となりました。 文章自体は全然難しく、明朗で分かりやすく、面白い。職人技だよなぁ。
  • 2026年4月25日
    イン・ザ・メガチャーチ
    面白いんはずなんだけど、面白くない笑 真面目な作家さんだな〜、という印象。 こんなに話題になってるんだから、とんでもなく面白いのかと思ってたんだけど、 実際はとても優等生的な、現代の事象と問題を余すところなく、 大変綺麗な形で小説にトレースした、卒業論文みたい。 ああ、こことここを繋げたいんだな、こことここは対比させたいよね、という構造が とてもよく見えて、勉強してるな〜、研究してるな〜、という印象。 オープンエンドにするところも、本当に小説の教科書通り。 推し活、MBTI、自分自身を余すことなく消費、ファンダム心理、仕掛ける側、仕掛けられる側、メガチャーチ理論、 参考文献はさぞ多いことだろう。 こんなによく作られた文学なのに、イマイチ面白くなりきらないのは、作者がこの物語という世界に入りきってないからだと思う。 お祭りで踊るひとの感じる面白さに、傍観者が絶対に辿りつけないように、 (踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々理論) この小説という物語に、作者自身が踊ってない気がして、惜しい!という感じでした。
  • 2026年4月25日
    国の慣習 下
    国の慣習 下
    主人公、お金の計算ほんとできなくて笑える。 節約する、という概念がない。 こう見ると、昔から続くオールドな家系は、アメリカもヨーロッパも変わりなく、かなり倹約している。 それに引き換え、アメリカの新興成金のバイタリティの強さ。 主人公もだけど、ほんとめげない。 主人公は結局三回結婚するけど、やっぱり現状に満足できない。 もっと上に、もっと豊かに。 もっと羨ましいと思われたい、あの席が欲しい。 最後まで自身を顧みず、前だけ見つめて成り上がろうとする主人公が、いっそ清々しく思えた。 日本ってこういう成り上がり精神があんまりよく思われなくて、下品とか言われるけど、 私は好きだなー、と。 映像化しないかな。
  • 2026年4月19日
    砂糖の世界史
    岩波のジュニア文庫で30年くらいずーっと売れてる名著中の名著。 オースティンの『マンスフィールド・パーク』の副読本として読みました。
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