

彩
@aya_toto
読んでばっか。
- 2025年12月31日
服従ミシェル・ウエルベック,大塚桃読み終わった - 2025年12月27日
ノーサンガー・アビー (光文社古典新訳文庫)オースティン読み終わった巻末の解説が詳しくて素晴らしい〜。 初心者でもちゃんと読み切れるように工夫されてる。 訳者の仰る通り、ノーサンガーはコメディであると同時に風刺小説でもある。 しかし、本来風刺しているのは、お決まりのストーリー展開や小道具が出てくるゴシック小説そのものではなく、そのゴシックの世界観に囚われて、現実との境がなくなってしまう、よくある読者的傾向をさらけ出す主人公。 相手役のヘンリー、優しくて本当によかったね、と思うほど危なっかしい主人公なのだけど、 自身の過ちに途中で気づいて、本流に戻ってくる健全な精神を持った人物造形もオースティンの小説の大きな魅力。 訳者が変わってもやっぱり大好きオースティン。 - 2025年12月25日
- 2025年12月14日
たいした問題じゃないが行方昭夫読み終わったイギリスを代表するエッセイスト四人を集めたコラム集。 ガードナーは正統派でスマートに知的な印象。 ルーカスは料理とか庭とか知識の幅が広くて楽しい。 リンドは自分を上手に卑下してくすりと笑える。 ミルンはひねりの効いたユーモアのセンスが抜群。 上記四人の英文は昔よく大学入試などに出ていたそうです。 翻訳家の行方昭夫さんはまさにリンドの英文を入試問題で解いたらしい。 四人とも自分を少しだけ間抜けに見せたり、しょうもない人間みたいに見せるのが上手くて、だから一般庶民も親しんで読めたのではないかな。 流れるような読みやすい行方昭夫さんの翻訳で読めて幸せでした。 - 2025年12月13日
兄なる風 下: アリューシャン黙示録第3部スー・ハリソン読み終わった - 2025年12月7日
兄なる風 上: アリューシャン黙示録第3部スー・ハリソン読み終わった三部作も最終作品まで来た。 主人公は前作同様に『誰』だけど、もうひとり、未亡人の『若いケワタガモ』も重要な役割を果たす。 前作二作品より、女性の生き方にフォーカスが当たっていて、それぞれの女性たちの生き方が際立っている。 - 2025年12月3日
読み終わったオーディブル読書。 これはオーディブルで聴くべきだな、と思う。 だって、幽遊白書の幽助なんだもん。 独学で東大に入った著者の学習指南書なんだけど、独学できる人って、一番頭のいい人種だと思う。 子供の頃に読んでいた本のエピソードも、英語の学習法も、自走で勉強する人たちには最高に参考になるのではないかな。 勉強する、学ぶ、という本質を理解して、 それを体現して、生きている人、という印象でした。 きっとまだ学び続けてるんだろうなと思う。 謙虚で周りの人たちを大切にする姿勢や、勉強を人生の第一義にはおかず、人生をしっかり楽しみ、真摯に学ぶ姿勢は、うっすら資格勉強を始めた自分にも大変参考になりました。 - 2025年12月2日
- 2025年11月20日
闘争領域の拡大 (河出文庫)ミシェル・ウエルベック,中村佳子読み終わった好きで何度も読んでしまう。 闘争領域の拡大は、男性側だけでなく、女性側にも顕著で、 森の中の城に王子様を探しに行って帰ってこられなくなった、 読書家で知的(だと思ってる)なベスがたくさんいる。 闘争領域が拡大して、隣に住んでたパン屋のジョンに気付けなくなっている。 絶望感とルサンチマンに溢れた最高に面白い一冊。 - 2025年11月14日
かわいい子ランキングブリジット・ヤング読み終わった - 2025年11月3日
こころ夏目漱石読み終わった十数年振りくらいに再読。 こんな話だったっけ?の連続。 教科書に載ってるせいか、遺書ばかりが有名だけど、その前の私と両親についてとかいろいろ書かれているのに、見事忘れていたのは、それだけ後半100頁あまりの遺書のインパクトが強すぎたんだろうなぁ。 昔は、お嬢さんは本当はKの方が好き、と勝手に思い込んでいたんだけど、再読したら、 いや、普通にKのことは何とも思ってなくて、ストレートに告白したら、先生と結ばれてるし、 普通にKって死ななくてよかったよね? とも思うし、そもそもやっぱりあんまりKの自殺と恋愛って関係ないのか? いろんなところで言われてるとおり、明治の精神が〜とかそういう誰かが話した説に乗っからないと納得できない感じ? とかとか。 あと、自分が死んだら殉職したりするんなら、やっぱり天皇って気の毒だよ、と思ってしまった。 実際はそれほど関係ないのに、死ぬきっかけにされるのも、結構辛いと思う。 再読するたびに感想が変わるんだろうなぁ。 なんかくだらない感想しか書けないけど、先達の意見をトレースするよりずっといいじゃん、と思ったり。 - 2025年11月1日
月と六ペンス(新訳)W・サマセット・モーム,行方昭夫読み終わったモームらしく、最後まで辛辣な筆致が光る。 証券会社の経営者の身分を捨て、パリ、タヒチへと移り住み絵を描き続けたゴーギャン。 その妻とパリで会った才能のない画家。 ゴーギャンの絵に興味がなくても、想像だけで美しく生命力に溢れ、官能的であったことが分かるモームの描き方もお見事でした。 しかし、こういうふうに俗世界を皮肉たっぷりに描くの、本当に上手いし好きなんだろうな。 - 2025年10月31日
白さぎバーバラ・クーニー,セアラ・オーン・ジュエット,石井桃子読み終わったついさっき読んだ、小川洋子さんの『サイレントシンガー』がこの作品に似てるな、と思って再読。 石井桃子さんの翻訳がやっぱり素晴らしい。 テーマ性は巧妙に隠されているのに、何か芯みたいなものを受け取った気持ちになる。 読み終わったあとの、登山した後のような清々しさ。 自然描写の美しさと、少女の達観した視点。 こういう本は、現代作家さんではなかなか読めない。 ぜひ、大きくなる前のティーンにも届いて欲しいな、と思います。 - 2025年10月31日
サイレントシンガー小川洋子読み終わったこれぞ小川洋子節、とも言える、いつものフォーマットにかちりとハマった安定感のある作品。 静謐な文体はどこまでも心地よく、世界観もばっちり細部まで崩れず、ラストも予想どおり。 次はこういうシーンがくるんだろうな、と予想できる映画を見ているようで、 その予想したシーンが、想像以上の完成度で美しく真空パックされたままで流れてくる、みたいなイメージ。 とても安心するし、読んでよかったと思えるのに、ほんの少し物足りない。 既定路線が決まりきってしまって、もう少し違うものを見せて欲しいと思ってしまうのかな。 - 2025年10月28日
- 2025年10月26日
金の仔牛佐藤亜紀読み終わった - 2025年10月26日
みがけば光る石井桃子読み終わった - 2025年10月19日
姉なる月 下: アリューシャン黙示録第2部スー・ハリソン,行方昭夫読み終わった - 2025年10月19日
姉なる月 上: アリューシャン黙示録第2部スー・ハリソン読み終わった - 2025年10月12日
聖火モーム,行方昭夫読み終わったモームの戯曲作品。 下半身不随となったモーリス、美しいその妻、美男子の弟、聡明な母、忠実な看護婦、ここに医師と中佐、メイドが加わり、話が進む。 亡くなったモーリスは自殺か他殺か? 消えた睡眠薬の錠剤、前日のモーリスの不調、オペラに行っていた妻と弟、 献身的な看護師に、後半明かされる秘密。 コンパクトにまとまっていて、会話が上手いので本当にすらすら進む。 ラストの母親の告白は、なるほど、と納得の結果だった。 行方昭夫先生の翻訳で読めて大変有意義な読書。
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