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彩
彩
@aya_toto
読んでばっか。
  • 2025年11月20日
    闘争領域の拡大
    闘争領域の拡大
    好きで何度も読んでしまう。 闘争領域の拡大は、男性側だけでなく、女性側にも顕著で、 森の中の城に王子様を探しに行って帰ってこられなくなった、 読書家で知的(だと思ってる)なベスがたくさんいる。 闘争領域が拡大して、隣に住んでたパン屋のジョンに気付けなくなっている。 絶望感とルサンチマンに溢れた最高に面白い一冊。
  • 2025年11月14日
    かわいい子ランキング
    かわいい子ランキング
  • 2025年11月3日
    こころ
    こころ
    十数年振りくらいに再読。 こんな話だったっけ?の連続。 教科書に載ってるせいか、遺書ばかりが有名だけど、その前の私と両親についてとかいろいろ書かれているのに、見事忘れていたのは、それだけ後半100頁あまりの遺書のインパクトが強すぎたんだろうなぁ。 昔は、お嬢さんは本当はKの方が好き、と勝手に思い込んでいたんだけど、再読したら、 いや、普通にKのことは何とも思ってなくて、ストレートに告白したら、先生と結ばれてるし、 普通にKって死ななくてよかったよね? とも思うし、そもそもやっぱりあんまりKの自殺と恋愛って関係ないのか? いろんなところで言われてるとおり、明治の精神が〜とかそういう誰かが話した説に乗っからないと納得できない感じ? とかとか。 あと、自分が死んだら殉職したりするんなら、やっぱり天皇って気の毒だよ、と思ってしまった。 実際はそれほど関係ないのに、死ぬきっかけにされるのも、結構辛いと思う。 再読するたびに感想が変わるんだろうなぁ。 なんかくだらない感想しか書けないけど、先達の意見をトレースするよりずっといいじゃん、と思ったり。
  • 2025年11月1日
    月と六ペンス(新訳)
    月と六ペンス(新訳)
    モームらしく、最後まで辛辣な筆致が光る。 証券会社の経営者の身分を捨て、パリ、タヒチへと移り住み絵を描き続けたゴーギャン。 その妻とパリで会った才能のない画家。 ゴーギャンの絵に興味がなくても、想像だけで美しく生命力に溢れ、官能的であったことが分かるモームの描き方もお見事でした。 しかし、こういうふうに俗世界を皮肉たっぷりに描くの、本当に上手いし好きなんだろうな。
  • 2025年10月31日
    白さぎ
    白さぎ
    ついさっき読んだ、小川洋子さんの『サイレントシンガー』がこの作品に似てるな、と思って再読。 石井桃子さんの翻訳がやっぱり素晴らしい。 テーマ性は巧妙に隠されているのに、何か芯みたいなものを受け取った気持ちになる。 読み終わったあとの、登山した後のような清々しさ。 自然描写の美しさと、少女の達観した視点。 こういう本は、現代作家さんではなかなか読めない。 ぜひ、大きくなる前のティーンにも届いて欲しいな、と思います。
  • 2025年10月31日
    サイレントシンガー
    これぞ小川洋子節、とも言える、いつものフォーマットにかちりとハマった安定感のある作品。 静謐な文体はどこまでも心地よく、世界観もばっちり細部まで崩れず、ラストも予想どおり。 次はこういうシーンがくるんだろうな、と予想できる映画を見ているようで、 その予想したシーンが、想像以上の完成度で美しく真空パックされたままで流れてくる、みたいなイメージ。 とても安心するし、読んでよかったと思えるのに、ほんの少し物足りない。 既定路線が決まりきってしまって、もう少し違うものを見せて欲しいと思ってしまうのかな。
  • 2025年10月28日
    あのこは貴族
    あのこは貴族
    映画の華子が可愛くて何度か読んでるけど、 シンプルなのに、コンパクトにまとまってて、 小説も出来がいいなぁと思う。 地方出身者には身に覚えのあるシーンがたくさん。
  • 2025年10月26日
    金の仔牛
    金の仔牛
  • 2025年10月26日
    みがけば光る
    みがけば光る
  • 2025年10月19日
    姉なる月 下: アリューシャン黙示録第2部
  • 2025年10月19日
    姉なる月 上: アリューシャン黙示録第2部
  • 2025年10月12日
    聖火
    聖火
    モームの戯曲作品。 下半身不随となったモーリス、美しいその妻、美男子の弟、聡明な母、忠実な看護婦、ここに医師と中佐、メイドが加わり、話が進む。 亡くなったモーリスは自殺か他殺か? 消えた睡眠薬の錠剤、前日のモーリスの不調、オペラに行っていた妻と弟、 献身的な看護師に、後半明かされる秘密。 コンパクトにまとまっていて、会話が上手いので本当にすらすら進む。 ラストの母親の告白は、なるほど、と納得の結果だった。 行方昭夫先生の翻訳で読めて大変有意義な読書。
  • 2025年10月11日
    嵐が丘 下
    嵐が丘 下
    『嵐が丘』の面白さを説明するのは、とても難しい。 ヒロインは美人だけど、我儘で向こう見ずですぐ亡くなってしまうし、ヒーローポジションは性格破綻者。 その下の代になっても、心休まるシーンはごく僅かだし、 とにかく全編通してイギリス特有のどす暗い天気と寂寥とした風がびゅーびゅー吹いてて、 こう、とにかく暗ーいかんじ。 なのに夢中になって最後まで読んでしまう。 物語の力が強くて、複雑な性格の主要人物から目が離せない。 ページを捲る手を止められない。 今回、河島弘美さん翻訳で読みましたが、 とりあえず読めるものの中ではベストなのではないでしょうか。 翻訳って、後に出たものの方が出来がよいと思ってたのですが、 この作品に関しては、河島弘美さん訳に軍配をあげたい。 本当に、海外作品って翻訳者によって全然違うな、という印象。
  • 2025年10月3日
    嵐が丘(上)
    嵐が丘(上)
    私が持っているのは、鴻巣訳なのだけれど、 やっぱりこちらの河島弘美さんの翻訳の方が、 圧倒的につっかかる箇所がなくて、読みやすく、 かつ情景が浮かびやすいなぁと思う。 普通に嵐が丘とスラッシュクロスって翻訳してくれるだけで、だいぶしっくりくる。 翻訳って本当に大事。 何度も繰り返し読んでいるので、 激しいストーリー展開なのに、 読むと何故か安心する。
  • 2025年9月24日
    ポケットに外国語を
    ポケットに外国語を
    職場のお昼休みに、午後も頑張れるような気楽なエッセイを読んでいる。 ロシア語講座で有名な黒田先生のエッセイは、肩の力が抜けてて楽しい。 著者のロシア語だけでない、言語そのものへの愛情があったかくて、優しい。 you tuberのkazu languagesのkazuさんも「好きこそものの上手なれ」って言ってたので、言語を愛して、ずっと努力を続けられるのも才能だな、と思う。 大学時代の友人がスペインにお嫁に行ってしまったので、遊びに行くためにスペイン語を頑張ろうかな☺️✨✨
  • 2025年9月23日
    アンドロセントリック・アメリカ
    こうこうこうで、ヘンリー・ジェイムズも、マンスプレイニングしてましたよ、という本。 分かったので、もう少しなんか発展的なこと、 書いといて欲しかったな〜 アズバンの恋文の後書きに書かれてた女性が出てくるらしいから読んだんだけど。 イマイチ踏み込み切っていないというか、先行研究の説明に終始しているところがあって、 だったら行方先生の解説の方が読み応えあるじゃーん、となってしまう。 2,200円もしたのに🥺
  • 2025年9月21日
    お菓子とビール
    お菓子とビール
    初見のモーム。 イギリスの階級社会が残る時代に幼少期を過ごした主人公と年上の作家。 おおらかで魅力的なその妻。 性に奔放で欠点もいっぱい描かれてるこの女性がとても魅力的。人間の本質を見つめているので、それ以外の文壇にいる作家や大御所を褒めそやすパトロンの浅さが際立つ。 ヘンリー・ジェイムズやフォースターなど、最近読んでる作家の話も出てきて楽しい。 本当に作家の評価は生きてるうちには決まらないな、と実感する。 斜に構えて皮肉たっぷりの語り口、くすくす笑いながら楽しめる、とても大人っぽい遊びが効いた一冊でした。
  • 2025年9月13日
    超勉強法
    超勉強法
    中学生のときに、母がくれた本。 最近仕事が暇になって、勉強したいことが出てきたので再読。 興味のあることを勉強する、暗記ものは長いものの方が覚えられる、8割で進め、とか、 いま読み返すと、当たり前のことが書いてある。 あれこれ手を出すよりこれ一冊で充分と言えるくらい、古典中の古典。 この本を読むと、何かを学ぶって楽しいことかもな、と思っていた中学生の頃の自分を思い出す。
  • 2025年9月13日
    母なる大地父なる空 下: アリューシャン黙示録
    下巻は、新しい部族たちがやってきて、母となった少女にも変化が訪れる。 復讐は最終局面を迎え、おじいさんは亡くなり、また別のひとと人生を進めることとなる。 別れがあって出会いに繋がる。 命が、人生が絶えまずに進み続ける。 翻訳が素晴らしすぎてどんどん読んでしまう。 2作目からは、翻訳に行方昭夫先生が追加で参加される。 ますます後半が楽しみです!
  • 2025年9月13日
    母なる大地父なる空 上: アリューシャン黙示録
    河島弘美さんの翻訳したものが読みたくて、図書館から借りました。 ロシアとアメリカのアラスカの間にある島が舞台。 部族で唯一の生き残りとなった少女が、シャーマン的なおじいさんと出会い、部族を殺された復讐を果たす。 子供の頃に読んだらどれだけわくわくしただろうと思わせる、古代ファンタジー。
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