いちのべ "火曜クラブ" 2026年3月14日

いちのべ
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@ichinobe3
2026年3月14日
火曜クラブ
火曜クラブ
アガサ・クリスティ,
中村妙子
表題作および、『アスタルテの祠』読了。 小学生の頃に『火曜クラブ』を読んでいるはずだが、小エビのことしか記憶になかった。真相のあの背景、児童向けの本ではどういう表現になっていたんだろう…… そして、『火曜クラブ』の記憶にどことなく「怖い」イメージがあったのは、『アスタルテの祠』に起因していたのかも、と思い出した。ランプが消えた場面の挿絵があって、それが何やらおどろおどろしかったうえ、事件の内容もミステリアスだ。 どちらもミス・マープルならではの洞察力で真相が鮮やかに導かれるのがかつては楽しかったし、今あらためて読むと「人間の欲望」の話としても面白い。 > 「わたしの言いたいのはね」とミス・マープルはかすかに眉をよせて、編み目をかぞえながら言った。「たいていの人は悪人でも善人でもなくて、ただとてもおばかさんだってことですよ」(『火曜クラブ』p18) つい先日、同世代の人と「自分もまた、凡庸で愚かな人間だと思い知りますよね〜」と世間話をしていたので、ミス・マープルのこの言葉に深く頷いた。
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