火曜クラブ

5件の記録
- ほせ@coffee_dog2025年5月25日読み終わったミステリーが読みたくなったので読んだ。読みやすい。私はカタカナが苦手で長編ミステリーになると誰が誰だか分からなくなってしまうことも多々あるのだが、アガサクリスティーの短編は登場人物が出揃ってすぐ種明かしに入るので本当に読みやすい。時代を感じる言葉遣いも上品で、読んでいて自分も上流階級の優雅な暇つぶしに参加しているような気分になれる。
- 沼門@swam6982025年3月10日かつて読んだ全人類にオススメマープルシリーズの第一作目。オムニバス形式でひとつひとつのエピソードが短いから読みやすい。 ストーリーとしては、マープルの甥のレイモンド(作家)がマープルの家で開いた夕食会の際に「人生経験豊富な皆さんなら、自分だけは真相を知っているが世間では知られていない未解決事件の一つや二つお持ちでしょう。皆でそれを順番に披露し合いませんか」と提案する。そのミステリー版百物語のような催しを開催日にちなんで『火曜クラブ』と命名。 盛り上がるメンバーに、静かにニコニコ皆の話を聞きながら編み物していたマープルが「私もお仲間に入れてもらいたいわ」と声をあげる。 閑静な田舎でずっと暮らしてきた見るからに穏やかな老婦人であるマープルに、そういった不穏な事件など縁が無いだろうと皆内心タカを括りつつも「ええ、是非参加してください」と快く歓迎。 そして一人一人の口から語られていく難事件に、これはネタバレですが、マープルが百発百中します。もう全部マープルだけがすべてをわかってます。 どんどん変わっていく周囲の目!感心、感嘆、畏怖の眼差し!貴女は一体どこまでお見通しなのですか? そして満を持して披露されるマープルの話のなんと高度なこと!気持ちいい〜!!面白すぎる〜!!マープル大好き!