よる
@woodchuck
2025年3月13日

猫と庄造と二人のおんな
谷崎潤一郎
読み終わった
青空文庫で。
最初はミステリ風味もあり、続きが気になる。会話の軽妙さ、それぞれの思惑のすれちがいのおかしみにとりこになる。
谷崎は語り、トークが上手い人で、特に大きな事件が起こらなくても、起承転結がはっきりしなくても、ただ水に浮かぶように身を任せているような気分のよさがある。
庄造と二人の女は、まさにジロウさんのいうようなちゃきちゃきした「大阪の女の子」と情けないが可愛げのある「大阪の男の子」だった。
