
サクラ
@sakura325
2025年11月20日

武道館
朝井リョウ
読み終わった
読了✅
"『イン・ザ・メガチャーチ』に描かれた、押す側の世界。本作品では、いわゆる『推し』に抜擢されたアイドルに焦点を当てている。
17歳の愛子は、武道館イベントを目指す地下アイドル。小さなころから歌が好きで、なんらかのリズムを感じると体が動く。「おかしな子」とか「恥ずかしい」とか、そんなのどうでもいい。
踊りたいから、踊るだけ。
そんな愛子がアイドルになって直面したのは、「だれかの」求める世界。
つらくても頑張らなくてはならない。太るのは厳禁だから、熱々のラーメンではなくて食べ飽きた茎ワカメを食べる。
一番のご法度は「恋愛」だ。幼なじみで、アイドルになってからも変わらず連絡を取る大地のことも、好きになってはいけない。交際なんてもってのほか。
だって、
何ふり構わず応援してくれている「ファン」への裏切りだから。ファンに夢を与えるのが、アイドルの使命だから。
アイドルである限り、人を愛してはいけない。
でも、それって誰が決めたん?
「夢を叶えて喜ぶのは、その人自身であるべきだよ」
「やりたいことも、食べたいものも、自分で決めていい」
ごくごく当たり前のことを言い出しにくい空気感、アイドルに限った話ではないなぁと思う。"
https://note.com/yumaso_252539/n/n5585deae2d51