武道館

武道館
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朝井リョウ
文藝春秋
2015年4月24日
5件の記録
  • アイドルをアイドルたらしめるものとは👗 ステージの裏で女の子たちが「アイドルとしてあるべき姿」と「自分が選びたい道」に葛藤しながら、選び続ける姿に胸がいたくなりました。 私は、ある女性アイドルが好きです。 この物語にも出てくるようなファンの矛盾する要求を笑顔で答えて、アイドルとしての姿を見せてくれるグループ。 推しのメンバーは、グループを新しい形で世に出すことになったときに先頭に立って表現し続けた子。 多くは語らないけど誰よりも憧れのアイドルとして、みんなが求めるアイドル像をまっとうしている子。 この物語を読んで、あの子もアイドルでいるために葛藤したり選び続けているんだと思うと、なんだか胸が痛くなるような涙が出るような不思議な気持ちになりました。 楽しみにしているブログもきっと言葉を選び続けて出してくれている。 いつまでアイドルでいるかも選び続けながら、私たちの前にアイドルとして立ってくれている。 表題曲メンバー発表のたびにファンがお気持ち表明しているけど、ファンよりも本人が落ち込んだり傷ついているかもしれないのに、前向きな言葉を出してアイドルでい続けてくれるメンバーもいる。 毎日頑張るためのエネルギーを与えてくれるあの子たちがたくさんのことを選び続けながら、今このときをアイドルとして立ってくれていることに気付かされて、小説としても楽しめたけど何よりも推す側としてハッとさせられたし、ファンとしてあの子がステージに立っている時まで彼女の選び続ける道を見届けたいと思いました!
  • アイドルを描いた小説。 100ページ前後の以下のフレーズがよかった。 「怒りが態度や言葉として人間の外側に現れたそのとき、その人の器にはもう何も入らなくなっている。つまり、怒るというのとは、自分の中にある器の許容量や、形をさらけ出すということだ。」 「無料で手に入るものとはつまり、全員が同じように手に入れられるものだ。全員から同じ距離の位置にあるものだ。(中略)そんな銀河の中に、自分を、自分だけを形成してくれるものは、あるのだろうか。」
  • Nao
    Nao
    @napor
    2025年9月29日
  • SYAO
    SYAO
    @syao_log
    2025年9月21日
    2025.9.21.
  • みえこ
    みえこ
    @mieko
    2025年9月12日
    中盤の愛子が怒りについて考察するところが良かった イン・ザ・メガチャーチを読むための予習
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