
読書日和
@miou-books
2026年3月15日
日月潭の朱い花
青波杏
読み終わった
『花咲く街の少女たち』で青波杏さんを知り、最新作も読んでみようと思って図書館で借りてきた。それに「日月潭」というキーワードも気になって。
物語は、偶然見つけた日本統治時代の少女の日記から始まるミステリー。
現代の台北や台中と、日本統治時代の台湾を行き来しながら物語が進んでいく。
そしてミステリーの結末にはかなり驚かされた。(ネタバレになるのでここまでで)
日本統治時代を舞台にした小説をつい読んでしまうのは、
あの時代のことをもっと知りたいと思うからだろうか。
そして日本人としてどう向き合えばいいのか、台湾の人たちはどう感じているのか。
日本人の視点だけで考えてしまっている気もするけれど、きっと私たち以上に複雑な思いがあるのだろうな、とも思う。
答えは出ないけれど、ずっと気になっているテーマ。
台湾で小説を買うときも、気づけばこういうテーマのものを選んでいる気がする。
繁体字の縦書きを読むのは私にとってかなり大変だけれど、それでも好奇心のほうが勝って最後まで読んでしまう。
表紙に描かれている鳳凰木(ホウオウボク)の赤い花もとても印象的。
舞台となる 日月潭 は、以前 玉山 登山の帰りにバスの乗り換えで少し立ち寄っただけで、山頂から遠く眺めたくらい。
いつかこの湖のほとりで、ゆっくり過ごしてみたいと思っている場所。


