
arctic
@arctic
2026年3月15日

読んでる
奥多摩の月夜見山を登りながら、
〈……ツキヨミ、……万葉時代には、月のことがツキヨミだった。だから、月夜見なんて字で書くが、ほんとうは《月の山》という名じゃな。アフリカにある山のようだ。……すると、この山は西側の村に顔を向けていた山だな。西の方の人が永年望み見てきた山だ。……〉
〈死んだ妻イザナミを慕って黄泉国へ行ったイザナキが、追われて逃げ帰り、海へ入ってみそぎする。その時、左の眼を洗うと、アマテラスが生まれ、右の眼を洗うと、ツキヨミが生まれた。 ……だが、ほんとうは、ツキヨミは月神そのものなんかじゃないはずだ。ヨミは「鯖を読むな」の「読む」で数えることのはず。月を数える神──神じゃない月齢視測者だ。月を祭る人のことじゃないか。ひとりじゃない、……一族だろう〉
民俗学者は、こんなこと考えてるワケ!!?!!??!?おもしれー男すぎるだろうが……
そしてここから、ツキヨミと同じく職能神と思われるコトシロヌシの、さらには古出雲の敗北譚にまつわる考察が始まる。
万葉集の引用とかガンガンあるんだけど、引用直後の現代語による意訳】が丁寧に差し込まれており、優しさに泣ける。
なんせ国史の本は古文読めないやつには人権が無いからね、古文引用したあとに誰も現代語訳なんて書いてくれてないからね。
こんなに優しくしてもらったら、学生時代に挫折したままの古文を今度こそやり直したくなっちゃうな〜
61%読了。
