
はな
@hana-hitsuji05
2026年3月15日
きんつぎ
イッサ・ワタナベ/作,
柴田元幸
買った
読み終わった
実はずっとマークしていたのに買うのを躊躇っていた絵本。私にとっては少し高い。
おまけに本屋でバッタリ出会ったとき、ビニルに覆われていて中身が確認出来なかった。
ビニルを外してもらうか?でも、明日もし戦争が始まったらどうする?と考えて、多分気になる本を連れて帰らなかったり、読まなかったりすることで後悔すると思ったから、エイヤー!と買ってしまった。
読んでいるときに真空みたいな音を感じた。
夏の夜に遠くで虫が鳴いてる音にも似てる。
タイトルは直接的に作用しているわけじゃなくて、概念を表現しているのだと思う。
まっさらな状態で一度読むと良いかもしれない。
私の場合は大きな波みたいな感情が押し寄せてくるのではなくて、静寂の鏡みたいな湖に自分が凝縮して隠し持っていた気持ちが水滴のようにひとつ落ちて波紋が広がっていくイメージを持った。
そしてうさぎの顔に光のない場面が特に響いた。
ない方が、自分の気持ちを投影出来るから。あのときどう思ったのか?とても静かに問いかけながらページをめくると、ものすごい紙の匂いがたちのぼってくる。
当たりの絵本だった。
最近、嗅覚鋭くなってる気がする。自分が本当に求めているメッセージを持つ本を、以前よりかぎ分けている気がする。
追記 作者の名前イッサはティーカップという意味☕️











はな
@hana-hitsuji05
何か欠けたり失われてしまうことは、全ての終わりを意味するわけじゃないかもしれない。
痛みも傷もそこにありつづけるのだけれども、つぎはぎの線は記憶を分断するものではなく、以前から知っているものと新しい美しい何かをつなぐものになるのを感じる。

