
monami
@kiroku_library
2026年3月16日
幽霊たち
ポール・オースター
読み終わった
読み始めたのが去年の11月、けれどいざ結末が迫ってくると読み進めるのが苦しくてずっと放置していた。
『ガラスの街』を先に読んでいたから、余計にラストを見届けるのが怖かった。
ポール・オースターを読むたび村上春樹のことがよぎる。どちらも現実にはありえないぐらい破滅的で、宿命的なものに固執している。どちらも、そんなもの持たなくていいよっていう責任感がある。でもポール・オースターの方が破滅はもっともっと、解体されてる。村上春樹の作品で描かれる破滅はミステリアスな空気に包まれた青春っぽいカタルシスだけど、ポール・オースターの破滅は、まるで感動的な劇を観た後に、幕も閉まらずセットが全部壊されていくところまで見届けさせられてるみたい。
全部全部、わかっちゃ居るけど、「なんだったんだ」って思わずにはいられない。
それがすごい。すごすぎる。あの、ずっと褒めてます。どっちの作品もめちゃめちゃ好きです。
クライマックスから久々に読み始めたけど、それでも情緒がぐちゃぐちゃになってる。これぶっ通しで読んでたらだいぶ参ってただろうなぁ。
(褒めてます)









