幽霊たち

27件の記録
- 古野楓@FurunoKaede_reads2025年5月19日読み終わった私立探偵のブルーはある男を毎日見張り続ける依頼を受ける。NY三部作の2作目。 わかりやすい起承転結というか、物事は起きないのになんて滑らかに物語の進むこと。 セリフが少なく地の文を読み続けていても、それすら面白く読みやすい。(柴田元幸さんの訳のおかげか) 最後は何が起きてるか分からずに夢中になって読んだ。アメリカ文学に興味が湧く、そんな1冊でした。
- むぎ|読書家noteライター@neetstartup2025年4月15日読み終わったポストモダン熱狂時代の後の、肩の力が抜けたポストモダン的作品。ポストモダンと言えばメタフィクション性だが、本作品はメタフィクション小説の傑作だろう。
- jyue@jyue2025年2月19日読み終わった読書日記2月某日(水) 『幽霊たち』を1日で読了、平日なのに素晴らしい。ブラックを監視するブルー。謎を解決することはもちろん、解決する謎すら分からないまま、その時間が途方もなく長く、わたしもブルーと一緒に大いに焦った。あとがきでブルーの元上司ブラウンはさほど重要人物じゃないと書かれていたけれど、彼が優秀な人物でなければブルーはここまで焦り、追い込まれなかったのではないかと思ってしまった。たまに、脳内に存在する他人が現実の本人よりも成長して邪魔だ。この日、朝何時に起きて、何時まで働き、定時後スーパーへ行ったのか、夕飯は何を食べたのか、まるで何ひとつ思い出せない。それでも良いかと思う。この日はただただ、『幽霊たち』でいっぱいの1日だった。
- buch@wk_bucher_2552025年1月8日読み終わった内面で移り変わる思考を綴る作品はたくさんあるけど、こんなにも端的で面白いことがあるのかと思った。登場人物が勝手に動いてくれるという作家は、こういうことなのか、、?
- RIYO BOOKS@riyo_books2024年4月27日読み終わった脳味噌とはらわた、人間の内部。我々はいつも、作品をよりよく理解するにはその作家の内部に入り込まねばならない、とか何とか言っている。だがいざその内部なるものを目のあたりにしてみると、べつに大したものは何もない──少なくとも他人と較べて特に変わったところなんか何もないんだ。