
りなっこ
@rinakko
2025年2月21日

モナ・リザのニスを剥ぐ
ポール・サン・ブリス,
吉田洋之
かつて読んだ
頗る面白かった。ルーヴル美術館が舞台の、《ラ・ジョコンド》の修復をめぐる物語
美とは何なのか。そして現代において、混雑する美術館の催しに態々押しかける人々は何を求めているのか。そこに美との対峙はあり得るのか…
原題に「自由になる」「解放される」という語感があると知り、嬉しくなった
全く予想のつかない展開の先、究極の願いをこんな風に叶えることが出来るなんて…と、強い羨望が胸に広がる読後感だ。
“傑作は今日のような世界で鑑賞されることを想定されていなかったはずだ。”


