
こたつ
@pgrpgar
2026年3月17日
反出生主義入門
小島和男
「生まれてこない方が良かった」とあるが、趣旨は「早く死んだ方が良い」ではなく「子供を産むことは倫理的ではない」ということだ。
人生を映画に例えて、「見るんじゃなかったと思う程度には見ているのが嫌になるが、かといって映画館を出るほど苦痛ではない映画」というのはよく理解できた(私もよくそれに近いことを思う)。見始めたからには色々その映画の楽しみ方を考えるかもしれないけど、始めから見るんじゃなかったと思う映画と知っていたらそもそも見ない(=生まれてこない)とは思う。
一般的には受け入れ難い論だし、私も読んでいて「それは飛躍しすぎでは……?」と思うところも多々あったが、我々がなんとなく前提としている「子供を産むのはいいこと」という考え方を今一度この機会に「本当にそんな軽々しく良いことだからと子供を作っていいのか?」と疑って考えてみることは必要かもしれないなと思った。
社会の暗黙の了解みたいなものを一度疑って考えてみたい人にはおすすめ。