

こたつ
@pgrpgar
文化の重み!(辞書で殴りつける)
- 2026年7月6日
マンガでわかるジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣ジェームズ・クリアー読み終わった - 2026年7月6日
ジョブ・クラフティング森永雄太,高尾義明気になる - 2026年7月6日
ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣ジェームズ・クリアー,牛原眞弓気になる - 2026年7月6日
アルバート・バンデューラと自己効力要因: 自己効力感と自尊心の理解と発展を通して、人間の可能性を探る心理学への旅Stefano Calicchio気になる - 2026年7月6日
ピークパフォーマンス野上麻理気になる - 2026年7月6日
ファスト&スロー 上ダニエル・カーネマン,村井章子読みたい - 2026年7月5日
百年の孤独ガブリエル・ガルシア=マルケス読み終わった架空の街マコンドが生まれてから滅ぶまでの約100年間、そこに暮らすブエンディア家の生活を淡々と書いていく物語である。 つねに書き手と登場人物の間には大きな隔たりがあって、まるで動物園の檻の前に座ってぼんやり動物を観察しているような気分で読み進めた。檻の中の動物なので(失礼)、この話にはストーリーの中に積み重ねはなく、寓話などにありがちな含蓄もない。生活や物語は必ずしも意味を持たなくてもいいのだ。そう思うとなんだか元気が出た。 これは同じ名前の登場人物が同じシチュエーションを繰り返していくシステムの話だが、どちらかというと繰り返し出てくるアルカディオやアウレリャノよりも、100年にわたってブエンディア家の屋台骨であったウルスラを中心とした女性の物語であるように思う。 さすがに大佐の不在時にアルカディオが街を支配していたとき、ウルスラがアルカディオをぶん殴ってその後実効支配し始めたときは「この母ちゃん強すぎでは!?」って声を出して笑ってしまった - 2026年6月16日
自閉症は津軽弁を話さない松本敏治読み終わった「会話の0.2秒を言語学する」で引用されていたのをきっかけに手に取った。 検証のしかたや説明も非常に丁寧なので、これから卒業研究をしようという大学生なんかには参考になると思う。 ASDの人と方言、という言語学寄りの切り口から始まった検証は、気づいたら「ASDの人はどうやって言葉の使い方を覚えていくのか、どのように世界が見えているのか」という問いに着地していった。 コミュニケーションに障害を抱えている人たちを相手にするとき、(比較的)障害のない私たちは、そのエネルギー消費量の多さに、やや彼らを敬遠してしまいがちだ。 しかし彼らもそのことは重々承知していてずいぶん遠慮しているのだろうな、などと考えながら読み進めた。 方言を使わない、というのも本当は本人の希望ではなくて、使いたくても使い方がわからなかったり、使える数少ない方法(=テレビ等から習得した共通語の組み合わせ)で精一杯のコミュニケーションを取るほかなかったりしているのかもしれない。その場に合わせて上手く喋れないから、周囲の意図を汲んで当意即妙な返しができないからといって、彼らを笑ったり後ろ指をさしたりすることはできない。「うまく話せなくてかわいそう」という意識も、笑ったりする姿勢と根底では同じだ。 たとえば、話すのが苦手な人なら、電話で済む要件をメールで送ったりしたことがあるのではないだろうか。反対に、電話で済む要件が書かれたメールを受け取って「電話でいいのになあ」と思ったことがある人も多いのではないか。ASDの人たちが使う少し不思議な標準語も、それと同じなのではないか。社会を泳いでいくための個々人のスタイルであり、精一杯のコミュニケーション戦略なのだ。 - 2026年6月12日
夜明け前 第1部 上島崎藤村読み終わった - 2026年6月9日
会話の0.2秒を言語学する水野太貴読み終わった職場の同僚から「ゆる言語学ラジオ」を勧められ、その流れで買って読んだ。 元言語学徒としては、意味論、統語論、語用論からコミュニケーションストラテジーなんかまで、大学生の頃に授業で勉強した内容を再び総ざらいしているような気分でおもしろかった。 授業というか、研究室の隣にあったお茶飲み部屋とかで修士とか博士の先輩からこういう話を雑談交じりに聞くのが楽しかったんだよなあ、と。 引用文献で、お世話になった先生のお名前が出てきてうれしい。 - 2026年6月9日
- 2026年5月11日
読み終わった季節に置いていかれている気がする。 私が自分の日記にそう書いたのは半年ほど前のことだ。 石川啄木は「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ」と詠んだが、私の場合は「友がみなわれより先をあゆむ日よ」といったところだろうか。そういう焦燥感と惨めさがあった。 この本の冒頭も、こんな一文から始まる。 「毎日を生きていると、世の中は少し速すぎると感じることがある。」 (p4) 同じことを感じている人は他にもいたことにはっとした。 筆者は、自らが挫折を味わう中でも少しずつ気づいていったことを、本書を通じて語りかけてくれる。強さや真面目さといった、一側面から見た分かりやすい美徳だけが人の価値基準ではないこと。自分と仕事(あるいは社会)の間に余白を持つこと。そして、傷ついたことのある人だからこそわかる、否定も肯定もしない優しさ、相手の見えない勇気を汲み取る気持ちといった、引き算の美徳があるということ。自分の素直な感情の置き場を作ること。感情を置ける環境を静かに整えること。 先の啄木の歌は、下の句で「花を買ひ来て妻と親しむ」と続く。友が出世している姿を見て落ち込む日に、せめて花を買って妻と穏やかに話をしよう、という意味だ。 今まさに傷ついている身で、筆者のように自らの経験を穏やかに優しく語り直すのは生々しすぎて正直なところ難しい。まずは心許せる人と穏やかに話せる、自分の感情の置き場を見つけられるといいなと思う。時間はかかるが、ここで傷ついたぶん、自分も誰かにそっと優しくできることを信じて。 - 2026年5月10日
本をすすめる近藤康太郎読み終わった最近Readsで読書記録をつけるようになり、書評と読書感想文の違いとはなんだろうと考えた。 本書ではこう説明している。 「書物が光源だとします。感想文の書き手が鏡。光が鏡面に当たって反射するだけ、ということ。」 「批評とは何なのかというと、(中略)プリズムなんです。光源からの強い光が書評の書き手というプリズムに入る。すると、単に反射するんではなく、屈折する。七色になったりとかしてね。」 (p29) そのプリズムをつくる練習について、筆者と書評を書けるようになりたい「ペギー」とのセッション形式で解説している。 古典を読む、聴く、観る。そして書き抜きして貯めていく。ひとつひとつの練習は簡単なようだが、本気で文筆業を志す人でもないと、なかなか続けるのは難しそうだ。 筆者はどうしてそこまでしたのだろう。ライターとして食っていくためにはそうしなければならなかったからだろうか。 「「死んだやつがうらやましい」朝を、そうして乗り越えてきた、(中略)「こういう人間になってこういうことがしたい」ってこと、そのための練習をやった。」 「その、習慣というか、惰性で、どうやらこうやら今日まで生きてこられたんです。」 (p98) 生きていくこと自体が苦しい世の中だからこそ、筆者はこういう人間になりたいという夢を見続けるために続けてきたことではないだろうか。「死んだ奴がうらやましい」朝も、夢を見ているうちはやって来ないはずだ。 もし私がペギーで、筆者にこんな生意気な感想を言ったら、きっと怒られることだろう。 「寝言は、寝て言え。」 - 2026年5月9日
時間の比較社会学真木悠介読みたい - 2026年5月9日
必読書150奥泉光,岡崎乾二郎,島田雅彦,柄谷行人,浅田彰,渡部直己,スガ秀実読みたい - 2026年5月4日
- 2026年5月4日
不思議のひと触れシオドア・スタージョン,大森望読み終わったアメリカSF文学の大家……というと格調高そうな響きだが、この短編集の「SF」は「サイエンス・フィクション」というより、藤子・F・不二雄先生の「すこし不思議」に近いかもしれない。 ジャズ小説「ぶわん・ばっ!」、核戦争を描く「雷と薔薇」が好きだった。 「どんなことも無条件にそうだとは限らない」とオタクが語る「閉所愛好症」も好きだけど、あれは今で言う「なろう小説」の先駆けな気もする。 - 2026年5月2日
- 2026年4月26日
大丈夫。人間だからいろいろあって香山リカ読み終わった香山リカさんの本は読むと心のストレッチをしているような気分になる。日々凝り固まった心がほぐれるところがありつつ、あまりに身体が固くなりすぎて言われたことがチクリと胸に刺さったり、「そう考えられればいいんですけど、なかなかそういかないんですよね」とすんなり受け入れられなかったりするところもあるあたりが、なお。 運動不足の身にはこたえるぜ……。 - 2026年4月26日
自殺帳春日武彦読み終わった毒は強めだがなぜか許される人、と言われたら、おそらく身の回りの何人か思い当たる顔があるのではないか。 全く遠い世界の人だが、この作者もおそらくそんな不思議な魅力を持った人のように思う。 「自殺帳」というストレートに重ための題名でありながら、内容はやや不謹慎な自殺論考である。そして文章は軽くて読みやすい。題材と内容と文体におそろしくギャップがあってくらくらする。作者自身が精神科医だからこそ許されるような気がする。これを評論家とかライターとかが書いたら不謹慎だと叩かれるのではないか。最終章のタイトルは「漆黒のコアラ」だし。(読めば至って真面目な文脈の表現だとわかるが) ともあれ、「人は何を思って自殺を選ぶのか?」と思ったことがある人におすすめ。読むと自殺する人の考えにも色々あることがわかる。個人的には自殺する前に何百通も遺書を残す人や、変なテンションに任せて遺書に警句めいた言葉を残しがちな人が一定数いるという話が面白かった。遺書の残し方にも性格が出ますね。
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