
ゆうなぎ
@U_Unagi
2026年3月17日
でぃすぺる
今村昌弘
読み終わった
「本格ミステリ × オカルト × ジュブナイル」という紹介がされているが、そのブレンド具合が絶妙で個人的に大満足な作品だった。
特に面白い構造として、事件や謎に対して「オカルト肯定派」 vs 「オカルト否定派」での推理対決(多重解決)が行われる。 それによって、真相に近づくほど、因習村的な人の怖さと超常的なオカルトの怖さの両方が感じられて最後までだれずに読めた。ミステリ × ホラーの作品は一方が添え物になりがちな印象があるが、本作はそれを上手く融合しており「こういう作品を読みたかった!」という感想。
また、「小学6年生が主人公のジュブナイルもの」ということで、文章が非常に読みやすく人にも勧めやすい。 ホラーという面でも、 主人公たちと目線をそろえたときに見える世界の怖さと、主人公たちを見守る大人の読者としてのハラハラ感が感じられた。

