伊藤裕満 "ハムネット" 2026年3月17日

ハムネット
ハムネット
マギー・オファーレル,
小竹由美子
素晴らしかった。 現実と虚構、もしくはこの世とあの世、それらの境界の話でもあるし、「運命」というものを考えさせられる。 文学には何ができるか、そこに果敢にチャレンジしているようにも思える。その著書のチャレンジとアグネスの運命に抗う姿が重なる。それはまるでシェイクスピアが「ハムレット」で息子の死を乗り越えようとするように。 少し蛇足。アグネスの夫(シェイクスピア)は実家から出たくてたまらないが、どうしていいかわからない。ある時、アグネスのアイディアでロンドンで暮らすことが叶う。しかし、その子供のスザンナも、父が買った町で一番大きい屋敷に住むことになるが、早く出て行きたいと思っていて、そこがとても好きだった。
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