ハムネット
52件の記録
mimosa@mimosa0092026年4月11日買った読み終わったシェイクスピア夫妻を襲ったパンデミックによる悲劇。喪失そして再生の物語。記録に残る事実は少なく、多くはフィクションで描かれているが『ハムレット』がこうして誕生したのならと想像すると違った風景が見えてくる。素晴らしかった。
読谷 文@fumi_yomitani2026年4月7日読み終わった悲劇「ハムレット」が書かれる数年前に、同じ名の息子が亡くなっていた—— この事実から紡がれる悲劇の誕生秘話を、ほとんど情報のない劇聖の妻・アグネスの視点から描いた圧巻の創作だ。息せき切るように次から次へと映像が目に浮かぶヒリヒリした描写が素晴らしく、いまだに深く長い余韻が残る。本書を原作としたクロエ・ジャオ監督による映画も楽しみだ。 パンデミックと出産、そして喪失を描いている点で、エマ・ドナヒュー著/吉田育未訳『星のせいにして』(河出書房新社)が思い起こされたが、本書裏表紙にドナヒューさんの推薦コメントが載っており、一人納得してしまった。





tsubaki_fuyunohana@tsubaki_20252026年4月5日読み終わった映画を観る前に読みたくて。 悲しい物語だし、海外文学なので1人で(読書会とかなしに)読み通せるかなと心配していましたが、杞憂でした。 素晴らしい。 とても素晴らしかった。 シェイクスピアの、悪妻として描かれ続けた年上の伴侶が、とても魅力的な女性として蘇っていました。 と同時に、シェイクスピア自身もまた、大変魅力的。 お互いがなぜお互いに惹かれたのかが、ハーブの薫りが漂ってきそうな文体で描き出されていて、読んでる間中、乾いた森の草木の薫りをかいでいたような気持ちになりました。 映画も楽しみだな。



705@naschoko2026年3月30日読み終わった借りてきたシェイクスピアの戯曲『ハムレット』が書かれる4年ほど前に亡くなった息子ハムネットに着想を得たフィクション。シェイクスピアの妻アグネスを中心に、二人の出会いや家族の死、そして死別から立ち直るまでを描く物語。 悪妻として語られることの多かったシェイクスピアの妻が、薬草の知識が豊富な「ほかには誰もしないような見方で世界を見てる」自立した女性として描かれているのが新鮮。 夫との関係も、大人気の劇作家と田舎に置き去りにされた年上の妻ではなく、それぞれ自分の世界を持ちつつも深い絆で繋がった対等なものという印象。 子を亡くした妻と夫が戯曲を介して向き合うラストが美しい。
伊藤裕満@Blow_the_Night2026年3月17日読み終わった素晴らしかった。 現実と虚構、もしくはこの世とあの世、それらの境界の話でもあるし、「運命」というものを考えさせられる。 文学には何ができるか、そこに果敢にチャレンジしているようにも思える。その著書のチャレンジとアグネスの運命に抗う姿が重なる。それはまるでシェイクスピアが「ハムレット」で息子の死を乗り越えようとするように。 少し蛇足。アグネスの夫(シェイクスピア)は実家から出たくてたまらないが、どうしていいかわからない。ある時、アグネスのアイディアでロンドンで暮らすことが叶う。しかし、その子供のスザンナも、父が買った町で一番大きい屋敷に住むことになるが、早く出て行きたいと思っていて、そこがとても好きだった。- ぱぴこ@papico8112026年3月17日高松のルヌガンガさんで薦めていただいて あくまでそれぞれの登場人物と一定の距離を置いて周りの風景含めて描写されていることで、なんとも言えない雰囲気を醸しだしている小説だと感じた
しゅえり@xueliiii2026年2月16日読み終わったいろんなことを思った、すごく好きな物語だった。子供をもつ身として主人公の喪失感の描写が自分のことのように辛かった。なので最後の救われる展開には涙。最後の数ページを繰り返し読んで余韻に浸って、そのままハムレットを開いたりした。映像化も楽しみだけど、この最初の読後感も忘れたくない。
そらくま@sorakuma2026年2月10日読み終わった謎が残る描写も多くあるけど、それも含めて、映画を観てるような読み心地だった。必要以上に登場人物の心情が書かれていないのも余韻が残って好き。 映画化が決定しているというのでそれも観てみたい。
こ@kotoriii_2026年1月15日読み終わった原文で読むのを諦めてしまった作品、、。恋に落ちたシェイクスピアを思い出した!アン・ハサウェイや息子ハムネットの視点から書いていて、シェイクスピア本人の名前が最後まで出て来ないおかげで先入観なしで没入して読むことができた。原文もきっと綺麗な表現なんだろうなあ。植物の名前が沢山出てくるのも◎ 映画が楽しみ!

かおり@6kaorin52025年10月27日読み終わった借りてきた息子、弟、彼女の夫、彼らの父。 場面場面で呼称は違うが、それら言わずと知れた高名な劇作家 シェイクスピアのことだ。 だが、この作品にその名前は一切出て来ない。 息子、弟、彼女の夫、彼らの父、でしかない。 なぜなら、これは彼ではなく 彼の妻である アグネスの物語だからだ。 史実を大胆に再解釈し、悪妻のイメージ強いアグネスの視点で描かれる家族の愛と絆、息子を失った悲しみ。 ひとつの家族の 壮大なるフィクションだ。 スナップショットというか、スケッチというか。カシャッカシャッと場面が目の前にテンポよく映し出されるような無駄のない、読みやすい筆致で、どんどん読めた。読んだ。 ハムネットの死は辛くかなしいことではあるけれど、私はいつも一家の物語の影で弟の死や 父の不在、母の存在自体に翻弄されつつも耐え、優しく強く生きるスザンナに惹かれた。 ・ 「おれは死ぬ、おまえは生きろ。…つらいこの世を生きて、俺の話を語り伝えてくれ。 『ハムレット』第五幕第二場」 どんな解釈にせよ『ハムレット』が後世に遺ったということだけは紛れもない事実だ。 ハムネットの魂は父 シェイクスピアと母アグネスの喪失と悲しみの葛藤によって 語り継がれているのだと思う。 『ハムレット』を読まなくては。 イギリスで女性小説賞受賞作。





群青@mikanyama2025年8月12日気になる年末に米国で映画が公開されるそうな。その原作。ハムネットはウィリアム・シェイクスピアの息子(11歳で夭折)の名前。悪名高きアン・ハサウェイ(シェイクスピアの奥さん)は、本当にそんな悪女だったの?という疑問から着想を得た話らしい。
kasa@tool2025年3月8日かつて読んだシェイクスピアと妻の生い立ちの過去と、子供の病気になった現在とで交互に物語はすすむ。 家族の愛、怒りや悲しみ、人間関係と共にイギリスの郊外の暮らしとか、動植物の繊細な表現が差し込まれていて、終盤のロンドンの描写はまさしく臭いや雑踏の雰囲気が目に浮かんだ 好きなシーン↓ 「朝食の食卓で、一家が丸パンを手に取ると、いつもより柔らかくて平たくて艶がある。バターは渦巻きのような形になっている。パンを割ると、タイムの、マージョラムの香りがぷんとたちのぼる。」






































