木村 "生殖記" 2026年3月17日

木村
@asdfghjkl0909
2026年3月17日
生殖記
生殖記
朝井リョウ
1ヶ月ほどかけて読みました。 きっかけは、以前読んだ朝井リョウさんの『インザメガチャーチ』が面白く、同じ作家の作品を読んでみたいと思ったことです。(Kindle読み放題に入っていたのも後押しでした。) 題材自体は一見「あるある」にも感じるのですが、実際に読んでみると決して単純な“あるある”ではない印象を受けました。主人公が自分と同じ世代ということもあり、今この時代を生きている感覚や空気感が、そのまま物語に反映されているように感じられます。 主人公は同性愛者ですが、正直これまでの自分は、身近にそういう人がいても「そういう人もいるよね」と、どこか無関心な側面があったと思います。 この作品を通して、同じ社会で生きていても、人によって感じる生きづらさがこんなにも違うのかと考えさせられました。 ただ、同性愛かどうかに関わらず、現代ではさまざまな理由で生きづらさを感じている人が多いのではないか、とも感じました。そうした“生きづらさ”を静かに浮かび上がらせる作品だったと思います。 今回は仕事の合間に少しずつ読み進めたこともあり、そこまで長い作品ではないのに読み終えるまでに時間がかかりました。途中、以前読んだ内容を思い出しながら読む場面もあったので、また時間があるときに改めて読み直してみたいと思います。
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