
サカモトシロ
@sakamoto_46
1900年1月1日
食堂かたつむり
小川糸
買った
読み終わった
また読みたい
感想
@ 自宅
『とても素敵』という言葉が似合う小説。
文章が瑞々しく身が詰まった果実のよう。読んでいて美味しい。
料理の過程はもちろん、食材や自然、食堂自身など周りの環境の描写も素敵だった。
おかんと主人公の間にあった溝を最後の手紙が埋めていく。
おかんは時計の電池をずっと変えていた→主人公の帰りをずっと待っていたんだなぁと思い泣いてしまった。
「本当は、ありがとう、と伝えたかった。
私を産んでくれて、どうもありがとう、と。
けれど実際には声が出なかった。」p.230
おかんの嫁入り前夜のこと。
小川糸さんのエッセイを読むとこの人だからこんな文章が書けるんだと納得がいく。
本当に良い文章表現。
