
サカモトシロ
@sakamoto_46
本は好きだけど深掘りや考察ができない。
ホラーやミステリー好き。
アナログで書いてた読書メモをこっちに移してます。
- 1900年1月1日
死にぞこないの青乙一読み終わった読書メモ小学校の若い男性教師、引っ込み思案な小学生マサオ。 人気者だった先生は少しずつ生徒たちの間で評判が落ちていく、それを恐れた先生はマサオをいじめの標的にすることでまたクラスの連帯感を高めた。 教師からのいじめ、それに乗っかるクラスメイトからのいじめに限界が来る時、目の前にボロボロで皮膚の青い少年のアオが現れ、「先生を殺せ」という言葉にマサオは動かされていく。 ラスト、先生に殺されそうになる中マサオは決断をし先生と共に崖を転がり落ちる。 「決断というのはこういうことだ。 僕はその瞬間、死んでもよかった。ただ、先生に殺されることだけはいやだった」p.185 転がり落ちた後、先生にトドメを刺そうとするマサオの考え方が子供には見えないぐらい冷静だった。 アオはマサオなのだと再確認できたシーン。 大人が子供にするいじめのみっともなさや恐ろしさ、それに抗う子供のギラギラとした面が見える。 子供の複雑な人間関係、いじめの空気を読むといった、あの頃は考えずに雰囲気で悟っていたことが文章になっているので嫌なことを思い出してしまう。 読んでいて胸が苦しくなるが、マサオが最後決断してくれるのでスッキリ出来る本。 最後には本当に良い女性の先生が現れてマサオの復讐は終わる。 - 1900年1月1日
新世界より(上)貴志祐介読み終わった読書メモ買った高校生の頃生物の先生に貸してもらった本。 1000年後の日本が舞台、主人公を含めたいつメンの4人が事件の中で青春をし成長していく。 未来の日本だから科学が発展してると思ったら逆に人間そのものの力が進化してた。 未来感が無く逆に少し昔に戻ったような世界観だが、念動力がある、バケネズミという見た目ハダカデバネズミだが人間の言葉を話す生き物がいる、狭い集落の中でボノボのように同性や異性で擬似性行為をしてストレス解消をする、人間が人間を殺せないようになったなどのSF要素がある。 自分が田舎住みだったから世界観に入り込みやすく、小学生の頃を思い出すことが出来るような、懐かしさを感じる小説だった。 平和な集落の中で、目が見えない人間や、念動力が使えない人間がどこへ行くのかなどの謎を残しつつ上巻は終わる。 - 1900年1月1日
食堂かたつむり小川糸読み終わった買った感想また読みたい@ 自宅『とても素敵』という言葉が似合う小説。 文章が瑞々しく身が詰まった果実のよう。読んでいて美味しい。 料理の過程はもちろん、食材や自然、食堂自身など周りの環境の描写も素敵だった。 おかんと主人公の間にあった溝を最後の手紙が埋めていく。 おかんは時計の電池をずっと変えていた→主人公の帰りをずっと待っていたんだなぁと思い泣いてしまった。 「本当は、ありがとう、と伝えたかった。 私を産んでくれて、どうもありがとう、と。 けれど実際には声が出なかった。」p.230 おかんの嫁入り前夜のこと。 小川糸さんのエッセイを読むとこの人だからこんな文章が書けるんだと納得がいく。 本当に良い文章表現。 - 1900年1月1日
ハサミ男殊能将之読書日記読み終わった買ったタイトルから騙される本。 作中登場人物がミスリードに触れていたのにまんまと引っかかった。 文章も個人的に好き、ダンボール噛んでるみたいな無骨感。 ミートパイと薄切りの食パン。 「どれもありえないことのように思えた。だが、その一方で、どれも十分ありうる未来のようにも感じられた。」506p
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