
ツナサンド
@mor_102430
2026年2月20日
サンセット・パーク
ポール・オースター,
柴田元幸
読み終わった
『自分の描く人体が、生きていることの奇跡のような奇妙さを伝えてくれればと彼女は願っている。それ以上でも、それ以下でもなく。美という観念に興味はない。美なんか放っておけばいい。』
精緻な言葉を使いたいと思うことはある
『鉛筆ペニス』
そんなものがあるの?
悲運の積み重ねともいえる人生を送ってきたマイルズに対し、アリスは戦争から帰還した兵士のように若者と隔たっていると感じる。戦闘を決して語らない閉ざされた老齢の元兵士だと感じる。
大きな葛藤や傷を抱えた人間に対して魅力を感じる、っていう話は友だちからもよく聞く。エレンが『一方(写真)は想像に何ひとつ任せないが、もう一方(ドローイング)は全面的に想像の領域に属し、したがってこれらのドローイングに取り組むとき、彼女の存在全体が燃えるように熱を帯びる。』ように、相手の事柄が自分自身の体内に食い込んで想像と一体化したとき、その存在が急激に自分ごととして思えるようになって自然と好意が生まれるのかな?
なんか単純接触効果の強化版みたいな話だな。たとえ接触が一度きりだとしても内容が激しかったらいいのか、まあそれはそうかすべての恋は一目惚れを時間で薄めたようなものか
すごいなー共通するいろんなモチーフが登場人物のそれぞれの年代にばらばらに登場する!
各々がマイルズに対して好感を持つ理由を明確に言葉にしてくれるのでありがたい。人称が章によって変わる小説をひさしぶりに読んだけどこういう面白さがそういえばたしかにあったな
ああ、愛しい君よ。自分が愛おしい存在だったことがいままであっただろうか。→言葉にしてはじめてそういうことになるんだから
『七年半(七年半!)』
これ好きなんだよな、地の文で()を使って、自分で自分に驚くやつ。ここだけ声が聴こえるもんな


