
ツナサンド
@mor_102430
- 2026年3月17日
個人的な体験大江健三郎読み終わった『ものものしくサイレンを鳴らし善き市民たちの交通信仰を無視し、大都会の中心を草原を疾走するジープさながらに救急車をかけっていたあいだ、そのストイックな制服を充実させていた威厳をうしなって精彩を欠いていた。』 戦争から帰還した元兵士みたいだな 『かれの皮膚感覚や神経細胞は意識の制御から遠ければ遠いほど確実に、この季節この時間の素晴らしさと、いきいきした解放感をあじわっていた。』 あるね 『三人の若い助教授たちがコオフィを飲んでいた。』 コオフィ 『それも地方出身の文学部のメムバーは、』 メムバー 『しかし、快楽的な熱の箭がたちまち鳥の胃を刺しつらぬき、鳥は身震いから回復した。』 胃が刺しつらぬかれるのはめずらしい 『鳥はウイスキーの酔いに加熱しジンジン鳴っている眼球に力をこめて、鼬のようにすばしこく火見子をうかがった。』 眼球が鳴るのも 『ただ棘だらけで赤黒い欲望と不安のウニは溶けさらなかった。』 ビジュアルが先行しすぎだろ 『そしてもう鳥は眠りのイソギンチャクの触手の波状攻撃に、あと一分間しか抵抗できないのを感じた。』 眠りのイソギンチャク 『鳥は頭をふり深呼吸して、様ざまな脅威で鎧った二日酔のザリガニから身をまもるべく試み、』 二日酔のザリガニ 『そしていかにも自己閉鎖的な暗い眼をしている、痴漢みたいな顔を見た。』 具体的な罪名でたとえるのおもしろい 『こういう時、いちどは過度なくらいに慰められておかないと勇猛心をふるいおこして混沌から脱け出さねばならない時に、ぬけがらになってしまっているわ』 わかる 『鳥は疲労の蟹にとりつかれた。」 疲労の蟹 - 2026年3月4日
読み終わった『窓は東向きだから、今は日は差し込まない。』 光が差さないのと、その理由をわざわざ書いている 『夜なのに花が開いていて、それらが一つ一つ電燈のように明るかった。』 薔薇が明るいのはおもしろい 『辛いことがあったときには、時間的にも、地理的にも、そこから離れることが効果的です。時間は自由になりませんが、距離を取ることはできます』 そのとおりだけど、それが叶わない場合はどうしよう 『彼女は、自分の欲望というものを具体的に測れなかった。』 こいつのことを、自我のないテイカーだと長いこと思っていたが、この状態のことはすごくよくわかる でも欲望というのは自分では生産するものではなく、他者から盗むものという言葉も思い出し、やっぱり人との関わりが極端に少ないのはいけないな、とも 主体の欲望などないのかもしれない 『黙っていれば、誰も傷つかない。自分の精神だけが、なんとかこれを包み込んで、ずっと守っていけば良い。それは、真珠貝のようなもの。少しずつ自分の体液で包んでらそれを宝物のように仕舞っていれば良い。それで、苦しくなってもかまわない。むしろ、苦しむことが、自分の使命なのではないかとさえ思う。』 苦しむことそのものが本質の使命などない 『あのディーゼルカーに並んで座り、窓の外を眺めているときは幸せだった。幸せというのは、躰を寄せて、同じものを見ることなのだと思った。』 わかるよ 『ここでこの人はこんなことを言うのだ、とわかっているから、こちらも丁寧に受け答えができる。台詞が決まっている舞台に立った役者のように、心を込めて演じることができる。』 接客が気持ちいい理由だな 『したがって、生きていても、死んでいても、本当のところ、違いはなにもないんだよ』 生きてても死んでてもどっちでもいーんだよ愛があるだけ♡ 『午後の日が、列車の影を草原に落としている。自分の影も、あの列車に乗っているのだろう。』 物語中で影が重大なモチーフであることはさておき、これはたしかにな - 2026年2月25日
ピクニック部嶽本野ばら『フェルメールという画家はあの独特の青色を得る為、ラピスラズリを砕いた顔料を用いたそうです。』 砕くという動作はかっこいいなあ 『記憶って三歳くらいまでしか遡れないっていうじゃない? その反対に未来の記憶みたいなものがあるとしてね、幾ら先に進もうとしても三〇代の私は観えないのよ。せいぜいが二◯代前半。別に若く美しい間に永遠の存在になりたい____というナルシスティックな気持ちからでもないの』 わかるよ、若い時代はゆっくり過ぎていくからどんだけ想像しようと努力しても未来には辿りつかないって感じする わたしも高校時代の友だちに28歳で死ぬことを宣言していた 『カヲル、可愛いって涙が出るものだったんだね。可愛いって胸が苦しくなるんだね。』 そうだよね 『君達は”可愛い”と”唆る”を、同義語として使用している。その無神経さと粗雑さがら僕は赦せないのだ。』 どっちの意味が込められた「可愛い」かはわかりやすいよね 『可愛いものが大好きですが、僕は男です。だから常々、男らしくありたいと思っています。女性はシスターボーイになれない。男であるからこそシスターボーイたり得る。ならばシスターボーイとして僕は誰よりも男らしく生きたいです。』 女装が最も男らしい行為というあれだ 女子がどのようにして女子なのか、なにが女子たらしめているのか 『私はそのお好み焼きをおかずに、ご飯を食べるような恋をしたことに、一欠片の後悔もありません。』 おもろ。そんな恋はない - 2026年2月20日
サンセット・パークポール・オースター,柴田元幸読み終わった『自分の描く人体が、生きていることの奇跡のような奇妙さを伝えてくれればと彼女は願っている。それ以上でも、それ以下でもなく。美という観念に興味はない。美なんか放っておけばいい。』 精緻な言葉を使いたいと思うことはある 『鉛筆ペニス』 そんなものがあるの? 悲運の積み重ねともいえる人生を送ってきたマイルズに対し、アリスは戦争から帰還した兵士のように若者と隔たっていると感じる。戦闘を決して語らない閉ざされた老齢の元兵士だと感じる。 大きな葛藤や傷を抱えた人間に対して魅力を感じる、っていう話は友だちからもよく聞く。エレンが『一方(写真)は想像に何ひとつ任せないが、もう一方(ドローイング)は全面的に想像の領域に属し、したがってこれらのドローイングに取り組むとき、彼女の存在全体が燃えるように熱を帯びる。』ように、相手の事柄が自分自身の体内に食い込んで想像と一体化したとき、その存在が急激に自分ごととして思えるようになって自然と好意が生まれるのかな? なんか単純接触効果の強化版みたいな話だな。たとえ接触が一度きりだとしても内容が激しかったらいいのか、まあそれはそうかすべての恋は一目惚れを時間で薄めたようなものか すごいなー共通するいろんなモチーフが登場人物のそれぞれの年代にばらばらに登場する! 各々がマイルズに対して好感を持つ理由を明確に言葉にしてくれるのでありがたい。人称が章によって変わる小説をひさしぶりに読んだけどこういう面白さがそういえばたしかにあったな ああ、愛しい君よ。自分が愛おしい存在だったことがいままであっただろうか。→言葉にしてはじめてそういうことになるんだから 『七年半(七年半!)』 これ好きなんだよな、地の文で()を使って、自分で自分に驚くやつ。ここだけ声が聴こえるもんな - 2026年2月10日
バウムガートナーポール・オースター,柴田元幸読み終わった『そのことは十年ずっと知っていた。そしてこの十年ずっと、そのことを知らずにいるために全力を尽くしてきたのである。』 こういう状態にある人は多いだろうな 『なくなった脚や腕がかつては生きた身体につながっていたように、いなくなった人もまた、かつては自分以外の生者につながっていたのだ。生き残った側の人間は、自分の切断された部分、自分の中の幻の部分が以前深い痛み、聖性などとは無縁の痛みの源になりうることを思い知る。』 そうだといい - 2026年1月23日
ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹ジェフリ・ユジェニデス,佐々田雅子読み終わった - 2026年1月15日
- 2026年1月12日
- 2026年1月12日
ユリイカ2023年5月号 特集=〈フィメールラップ〉の現在つやちゃん,chelmico,COMA-CHI,HAC,MARIA,valknee,九段理江,新田啓子,水越真紀,渡辺志保,荏開津広読み終わった九段理江の短編、いろんなところで高い評価のうわさを聞いてたからわく♪と読んでみたら想像の30倍ぐらい魅力があった そんなのありかよ COMA-CHI × valknee × 渡辺志保 の座談会もおもしろかった(ᐡ•͈ ·̫ •͈ᐡ ) 成功したラッパーほど経済的にも交友的にも満たされていくからラップに怒りが表れなくなる、というの笑った B BOY PARKのMCバトル2005、両国国技館での決勝で、女性であるCOMA-CHIが土俵に上がることを「超特例で」許可されたというエピソード、どん引いたとともに、え、許可されたのすご、と思った… 2005年以前にも何回か取り沙汰されてる問題だと思うんだけど、何回ぶち当たったら壊れる壁なわけ - 2026年1月12日
わたしはラップをやることに決めたつやちゃん読み終わったおもしろかったー( ⸝⸝◜𖥦◝⸝⸝ ) ユリイカのフィメールラップ特集号に収録されてる九段理江の創作を読むまえにちょっとでも正史に触れておきたいなと思って一緒にAmazonでポチったんだけど、お気に入りの曲もたくさん見つけられたし、めっちゃ読んでよかった - 2026年1月11日
なくてもよくて絶え間なくひかる宮崎夏次系読み終わったなくてもよくて絶え間なくひかる…… 「並木くんと同じになりたかった。」←えげつない肯定のことば、言いたいし、言われたいわね 「私は並木のこと好きだもの。」と言われて逆立ちしてそのまま走り去るところ、よかった - 2026年1月11日
BOXBOXBOXBOX坂本湾読み終わった - 2026年1月10日
文藝 2026年 2月号文藝編集部読み終わった松田いりの「ハッピー山」 九段理江「No Time to Die」 児玉雨子「神になるつもりがないなら帰って」 日比野コレコ「内海 among the sea」 - 2026年1月7日
異邦人カミュ読み終わったおもしろかった(ᐢᴖ ·̫ ᴖᐢ) 「健康な人は誰でも、多少とも、愛する人の死を期待するものだ。」←超わかる 愛とか、かなしみとか、生きるうえで他者と擦り合わせなければならない一般的な感情の意味づけを怠った結果として死んだわけだから、ムルソーはただ単に怠惰な人として映った。 飾らず自然体で、無感動サイコを隠さずとも少なくない人に好かれて生きてこられたその幸運を祝いながら死になさいよと思った。
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