
ゆらゆら
@yuurayurari
2026年3月19日
風立ちぬ/美しい村改版
堀辰雄
読み終わった
「風立ちぬ」
大学時代の友人が最近、堀辰雄に関する本を出して送ってくれた。堀辰雄は読んだことなかったので、まずは一番有名な作品を読む。
男女の愛の物語のようでいて、病身の婚約者や山の景色など外の世界に相対する「私」という現象や自意識への考察・研究、という感触の小説だとも感じる。そういう意味ではプルーストにも通じてたりするのかな。もっと読み込んでみたくなる。
あと、巻末解説に、この作品は、執筆時に堀が読んでたリルケの「レクイエム」をふまえて書いてて、そうした「本によって本を書く」というやり方は、堀の師匠・芥川龍之介が得意としてたことで…というようなくだりがあるのが印象的だった。そういえば、堀江敏幸もそんな書き方してる気がするし、宮崎駿の「風立ちぬ」だって、そうかもと思う。(2026.3.15)
「美しい村」(堀辰雄)。もう一篇の収録作も読む。こっちは「風立ちぬ」より前の作品で、前半は小説を書きあぐねて散歩する話(雑なまとめ…)だけど、後半から「風立ちぬ」の節子のモデルに軽井沢で出会った頃の話に。彼女は絵を描いてるし、私は嫉妬するし、プルーストのバルベック、花咲く乙女たちのアルベルチーヌとの話みたいでもあって、これは!となる。ヴィラに住んでた二人の老嬢の話が気になるなあ。(2026.3.20)

