くまもち
@reads_0901
2026年3月18日
ラブカは静かに弓を持つ
安壇美緒
読み終わった
そこら辺によくいる程度ではない、俳優に間違われるほど顔のよい主人公は子どもの頃の事件から上手く人間関係を築けずいた。
主人公が通うことになった音楽教室の先生は主人公より2つ上の男性で、社交的でどんな年代とも距離をつめるのもうまく、当たり前だが何よりチェロがうまい。
2人を軸に音楽を通して温かい人間関係が築かれていく。
ただ一つ、主人公が裁判の為に音楽教室に通うスパイだという秘密を除いては。
序盤で音楽教室と著作権についての話がでてきて、以前話題になっていたこと、世間の反応を思い出した。
なので途中からは祈るような気持ちで読み進めることになる。
自分を仲間と思って優しくしてくれる気のいい人たちに対して、最初から裏切る為に近付いている罪悪感とストレスは相当なものだと思う。
登場人物の造形が魅力的で読み終わるのがもったいなかった。
きれいに終わっているのだけど、続編がでたら嬉しい。
