ラブカは静かに弓を持つ
118件の記録
- 休み@chabashira2026年1月10日読み終わった「俺はこの世そのものが信頼ならない場所なんだと思い続けながら生きている」。この一言に、橘の孤独感や不安、恐怖が集約されていると思ったし、一番共感した言葉だった。 浅葉先生と橘はこれからどう関係性が変化していくのか、その先も読んでみたくなった。


ぴぴ@pipi0066_02026年1月5日読み終わったこの本を読むまで、ラブカってなんだろうと思っていたけれど、名前の響きに依らず醜い顔をした深海魚なんだとか。 読み終えると、『ラブカは静かに弓を持つ』というタイトルの秀逸さに目を見張りました。 声優の斉藤壮馬さんの書く文章が好きで、この文庫の解説をされているということでそこに釣られて買ったのですが、とっても面白かったです! なんといっても主人公の橘樹のチェロ講師となる浅葉桜太郎のキャラがすごく魅力的で。 寛容で、それでいて感が鋭くて、人間味があって。 しっかり感情を表に出して怒れる人であるところに心が引き寄せられました。 文庫版特典のスピンオフもかなり良かったー! 短いながらも浅葉桜太郎のいい所が凝縮されているようでした。



- もも@shii_hoo2025年12月30日読み終わったとてもよかった。 過去のトラウマからうまく人間関係を築けない橘君。勤め先の全著連で、音楽教室へのスパイを命じられ、昔習っていたチェロを再び習い始める。あくまで仕事として通うだけのつもりだったが、そこで出会った講師の浅葉やチェロ仲間は橘を仲間として受け入れてくれて、橘も気を許していく。でもスパイだから、潜入の2年が終わったら音楽教室をやめなければいけない。 橘がつらい立場で、せっかく信頼できる人たちと出会ったのに、自分でそれを壊さないといけないのは悲しい。最後は怒涛の展開で、泣けた。明るい終わり方で本当によかった。



chiiiiyo@ki_chi_hy2025年12月18日読み終わったaudible導入きっかけの斉藤壮馬くんが、主人公の橘樹のナレーターを務めているから、作者の安壇さんが同じ歳だから何となく…ぐらいで聴き始めた 過去のある事件がきっかけで心に傷を負い、チェロをやめてしまった橘が、勤務先の著作権管理団体からそのチェロを武器に音楽教室への覆面捜査を命じられるところから話がスタート。 周りの人からも、音楽からも心を閉ざした橘が、 チェロ講師の浅葉先生や、教室の生徒たちと触れ合うことで少しずつ心を開いていき、またチェロに向き合うことが出来るようになったんだけど、捜査の終わりはイコール音楽教室を訴える裁判の始まりを意味する。 いつの間にか信頼関係が出来た大切な人たちを裏切って、橘は裁判の証言台に立てるのか…? という後半は話が進むにつれて胃がキリキリして胸が苦しい展開が続くのだけど、橘の心の揺れ動きを壮馬くんが本当に細かく丁寧に演じられていて、どっぷり物語の中に入り込んでしまった。 正義とは、人の心とは、失った信頼関係を取り戻すことは出来るのか… 最後に橘が出した結論と行動に感動したし、終わり方もすごく好きだった。

ニフラーの世話係@Ikyu2025年12月13日読み終わったaudibleヤマハと著作権協会との著作権使用料に関する対立の際に、音楽教室に覆面調査員を生徒として送り込んだ、という実話をモチーフにして作られている。 物語では、スパイとして送り込まれた2年間の間に、かけがえのない出会いがある。 裏切りを働いている主人公の苦悩が描かれている。 小野瀬晃のコンサート会場でかすみが、放った言葉に、胸がいっぱいになった。 チェロの魅力も味わえる作品だった



Michika@0610shun2025年11月29日読み終わった主人公が深海から浮かび上がるみたいに 不安や恐怖とか冷たいイメージから 穏やかさや少しの明るさを取り戻していく雰囲気が好きだった。 前半は主人公の心境の変化、 人との関係の構築がとても丁寧に描かれていた。 このまま何も知られずに音楽が続けられればいいのに、 周りのみんなとの繋がりが途切れなければいいのにと いつの間にかすごく感情移入してしまった。 その分後半は緊張する場面が続いて、 作品の緩急が音楽のように表現されていると感じた。









- 榛名@cyan425732025年11月1日読み終わった好きすぎてすぐに読み返したほど個人的に好きだった。主人公が浅葉先生との出会いによって救われ、けれど同時に罪悪感を感じ、葛藤している姿などが繊細に描かれている。主人公がどのように変わっていくのか。救われるのか。それが気になって頁をめくる手が止まらなかった。個人的に一番好きな作品です。 オーディブルで伊東健人さんが朗読されているのを知り…!初のオーディブルがこの作品で良かった。10時間越えに戦慄していますが挑みます。





り@ryohei_132025年10月29日読み終わった中盤、主人公の苦悩が辛くて、読み進めるのが苦しかった。チェロの講師がすごく人間らしくていい人で、それが余計に苦しさを引き立てていた。 すごくいい本。




りら@AnneLilas2025年10月25日読み終わったaudible聴き終わった@ 自宅初めて読む安壇美緒作品。 2023年本屋大賞2位。 楽器を習う上での師弟関係。その変遷から紡がれる、信頼と絆のあり方を巡る物語。 子供時代のトラウマとなる出来事のせいでずっとメンタル面での不調を抱えている主人公。彼が講師や教え子同士の交流によって職務を越えて絆されていくように、読者の自分もこの物語に次第に絆されていくような、しみじみいい小説だった。 子供の頃、ピアノは個人教室だったけど、その前に習ったエレクトーンはヤマハの音楽教室だった。ヤマハ主催の生徒の発表会に出たことがあるのを数十年振りに思い出したりもした。 たまに仕事でJASRACの許諾申請に関わることがあるから、音楽教室における著作権の問題も興味深かった。 ナレーターが複数いるタイプのオーディオブックで、主人公役が斉藤壮馬ではまり役だった。 1.7→1.9倍速で。

あーち@88_aaachan2025年10月6日読み終わった武器はチェロ、潜入先は音楽教室。 心に傷を抱えた美しき少年の孤独な闘い。 著作権法の演奏権侵害の証拠を掴め。 人と人を結ぶ信頼と絆が心を救う。


エマ子@emma-05082025年9月21日読み終わった静かで抑制のきいた文章が心地よい一方で、最近刺激的なものばかり読んでいたせいかなんとなく薄味。違うタイミングで読んだら違った感想になってたかも。 たびたび主人公の容姿が褒められることや、ある登場人物がちゃんと名前があるのに「美女」呼びされることには違和感あった。







umi@Umibook_2025年9月8日読み終わった橘をこのままにしておけなくてぶっ続けで読み進めてしまった これが実際に著作権問題で事件を元に書かれていると知って双方の言い分もわかるためなにが1番なんだろうと考えさせられた 橘を引き止めるかすみの言葉、いい意味でも悪い意味でも積み重ねてきたことは消えない 橘の考え方に共通点があって初めて本を読みながら泣いた

椅子氷@is_uof2025年9月1日読み終わった夏が終わってしまうことを受け入れたくなくて、最後まで読みきってしまおうとした。朝が来るまで読んでいれば、昨日の延長でまだ私は輝けるのかもしれないと思ったけれど、今日が昨日の延長線上にあっても、なくても、今日は今日でしかなくて、橘も絶対にあの日に帰ることは出来ないんだと、3年振りに読んでようやく分かった気がする。 結局朝が来る前に読み終わってしまったし。
zelkova@zelkova2025年8月30日読み終わった「一瞬、あの頃に戻ったかのような錯覚を起こしたが、そんなことはあり得なかった。 時間はただ前に向かって突き進むのみで、逆行を許さない。」 これが諦めや絶望ではなく、重く受け止めつつも前向きな気持ちだったのが印象的だった。



マウンテンやま@ya3a2025年8月25日読み終わった最近ずっと小説が読めない期だったけどなんとなく読み始めたらスッと一晩で読了できた(うれし〜) 舞台が音楽教室なのもあって教室でのレッスンや通う道のり、日常に音楽のための時間がじわじわと増える感覚、発表会のための準備と緊張が丁寧に描かれつつ、本番の演奏シーンは驚くほど最小限で、その対比が強く印象に残りました。(本筋?のようなそうじゃないような部分だけれど) 巻末解説が誰なのか知らなくて驚きつつ、「確かに好きそうだな…」と納得もかなりありました






背等体@yomotuhegui2025年8月24日読み終わった気になっていたけど読めていなかった。読み始めれば一気読み出来る綺麗な物語だった。人間味のある善き人々の話。本当は一文一文大切に読む作品だと思うけど止められなかった。

- 書庫@was19052025年8月21日読み終わった主人公と自分自身が似ている(性格、思考回路、経験など)からか、同じ気持ちや目線で読めました。 第二楽章は、「その時」がいつ来るかずっとハラハラしながら読んで、ラストまでのその展開にページをめくる手が止まらなかった。 なんやかんやあっても、救いのある終わり方だったので良かったです。 私が主人公の立場だったらどうしてたかな。

🦕@n_503262025年8月4日読み終わった主人公が無愛想で冷めた無表情さから笑顔や穏やかさ、不安や恐怖と、終盤にかけて表情が広がっていく様が深海から浮かび上がってくるようですごく良かった。そんな主人公を見続けていたからこそ、終盤の不眠外来の先生の一言に私が泣いてしまった。 スパイとして嘘をつき続けていても、チェロが好きで音楽に対しては冒頭から一貫して真摯に向き合っていたことも、うまく言語化ができないけどよかったなと思う。
N@r_is_for_read2025年7月10日読み終わった音楽を使うお稽古ごとの教師をやっているので、某音楽著作権に関する裁判のニュースは気にして見ていた。スパイのニュースまでは知らなかったけど、こんなことがあったのかと……。 しかしこの本を読むと思いもしなかった視点が見えて、考えさせられました。 人間関係というのも難しい。だけど、人と人との繋がりは大切にしていきたいなと、この本を読んで改めて感じました。
ふーる@fool62025年7月5日読み終わった音楽の著作権を巡り音楽教室への潜入調査を行う橘、徐々に音楽に向き合い始め… 序盤あやふやな主人公にモヤモヤしましたが、中盤から前向きとなり面白くなりました。嘘と音楽と再起の物語
Kadoma@Enchin20112025年7月3日読み終わった感動良いこれもこの前本屋に行った時に「一次元の挿し木」と一緒に買った。 タイトル見た時からずっとラブカってなんだろう、って思ってたけど、深海魚のことだった 大体のスパイ小説とか映画ではミッションを無事コンプリートして終わるけど、この本には青春要素が絡んでくるから一味違くて、それがすごく良かった。 「戦慄きのラブカ」とか「小野瀬晃」とかって作中で自然に出てくるから実在するのかと思ってYouTube で検索したら、創作のやつしかなくてびっくり。 ちょっと聴いてみたかった。 この本は「一次元の挿し木」と違ってリラックスしながら読めるような話だったので、3日かけて読了。




緋色@hiiro_kyoju2025年7月1日読み終わった@ 電車めっっちゃよかった。 橘樹の行動や感情に揺さぶられた。 死ぬ時に後悔したくない、という1節が酷く刺さって。 浅葉先生の人間性めちゃくちゃいいんだよ、こんな人に教わりたい、音楽やりてぇ 斉藤壮馬さんの解説も共感しまくりです。 良すぎて良かった……しか言えなくなってしまった

兎華白 莉犀@togarise2025年6月29日読み終わった中盤から引き込まれ、一気読みしてしまった。 斉藤壮馬さんの解説もとてもいい。 彼はこの物語の鍵となる言葉は「嘘」だと書いていたが、私は「信頼」が鍵となると思う。
- ちぃ@shi_09152025年6月21日読み終わった2023年本屋大賞第2位のスパイ×音楽小説 ずっと気になって手が出せなかったけど文庫になっているのを発見してすぐ買った! 期待以上に面白くて、のめり込んで、サクサク読んで、いつのまにか読み終わってた… ちょうど先月から5年ぶりくらいに楽器を再開すべく音楽教室に通い始めたから、橘の音楽や楽器に心を絆されていく気持ちが手に取るようにわかるし、穏やかで楽しい時間が続いていけばいいのにって思ってた。後半の展開が怒涛で苦しかったけど、その展開にあたふたさせられるのが楽しかったな… 文庫の特典「音色と素性」 浅葉先生の人間性としてもそんなんだろうけど、浅羽先生×橘の相性の良さがッ!! 読めてよかったです…書き下ろしありがとうございます…


ナリタ@narita__072025年6月11日かつて読んだ主人公の心理が事細かに書かれていて、読んでいる自分まで追い詰められるような切迫感がありました。次のページを早くめくって逃げ出したい気持ちになるぐらい上手くいかないもどかしさ、虚しさが現実的に書かれています。 しかし、読んでいてくどくない、気づいたら読んでしまっている状態が多々あり、作者が紡ぐ文章の心地良さを感じられます。 スパイ活動をしていく緊迫しているすぐにでも壊れてしまいそうなその中で、音楽によって築き上げられた絆、音楽によって向き合うことができた自分の気持ちなど主人公の変わっていく姿、環境の変化を見ていき、音楽は人の心に刺さるメッセージ性を強く持っているのではないかと思ってしまいました。 人の心は儚く脆いものだけど音楽や時間をゆっくりとかけることで修復できるものである。向き合う覚悟は必要だが、前に進んでいく意思さえあれば人間は立ち直っていけるのだと感じました。



sa*@saaai2025年6月7日読み終わった企業スパイ×音楽という一見内容が読めない組み合わせだったけれど、読み始めたら止まらなかった1冊。 文体が読みやすく臨場感もあり、つい没入してしまった。 主人公が音楽や仲間を通して変わっていく姿がよかった。


- 1140k@FELTz752025年6月7日買ったかつて読んだaudible文庫化されて、その特典がいいなって。オーディブルで聞いたけど、とても好きな感じだったので、買っておこうかな →で、買いました。スピンオフ短編も読んだ。これは持っておきたいやつ。


橘海月@amaretto3192024年8月15日読み終わった#揺さぶられる音楽著作権連盟に務める橘は、チェロの経験を買われミカサ音楽教室への潜入調査を命じられる。過去の出来事からチェロを避けていた橘は、講師の浅葉と出会いチェロへの想いが変化するも、潜入終了の期間は刻一刻と近づき…。読みながらずっと「無伴奏チェロ組曲」が流れていた。音楽に心揺さぶられる一冊。 影のある孤独な主人公橘と、根っから朗らかそうな講師浅葉の対比もいい。また、チェロを思うと深海に沈むような息苦しさしかなかった橘が、徐々に呼吸するように軽やかに弓を扱う様も、音楽教室の他の面々との交流もよかった。そして後半明かされるまさかの彼女の事実も。全てが予想通りに進むのに、どの場面も想像以上によくて、発表会も気がつくと夢中になって応援していた。 偽りなのに、ただの仕事なのに、引き返せなくなってしまう。それだけの魅力が楽器にはあるし、講師である浅葉にもあった。何より主人公がそれまでが無だったのも大きい。読みながらこれはきっとのめり込むだろうなと思うと同時に、のめり込んじゃえとも思った。引き返せなくなってしまえ、その価値が音楽にはあるのだからと。 『ラブカは静かに弓を持つ』が好きな人は、いくえみ綾『G線上のあなたと私』もおすすめ。社会人になって音楽教室に通う面々、彼らの事情やゆるい習い事としての楽器の魅力が詰まってて良い。 また、期間限定の主人公の変化という点では、本多孝好『チェーンポイズン』もおすすめ。こちらも重苦しさを抱えた主人公が、限られた期間をどう過ごすかが肝の物語だ。
































































