ユウ
@WtU
2026年3月19日
六人の嘘つきな大学生
浅倉秋成
ミステリ
文庫本 357頁(本編349)
非常に面白かった。
前編後編の二章構成で、前編で受けた印象が後編になると何度も何度も変わったり変わらなかったりと、この小説のテーマに見事に沿う形で振り回された。
人は常に何かを評価する。評価基準は各々の五感によって生成されたチェックシートであり、それは突き詰めるところ"何となく"が殆どを占める。仕方ないと思う、人は自分の知ってる範囲でしか分からない。
この小説を読むときに作った登場人物達へのチェックシートは、読了後にボールペンで黒く塗り潰してぐしゃぐしゃに丸めて捨てた。そんなお話だった。


