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ユウ
@WtU
自己満足の感想置き場
  • 2026年7月2日
    死はすぐそばに
    死はすぐそばに
    文庫本 487頁(本編474) 面白かった。 登場人物達が隠しているものが何か、やはり半分くらいは分かったものの半分しか分からなかった。正直なところ解決編における犯人の言い逃れのさせ方は少々ご都合感を感じてしまったが、今作の本題はそこでは無いので大した問題では無い。 大きな謎の解明が少しずつ行われており、次作も楽しみである。 ただし、話の中盤とある人物に犯人を知りたいかと問われた際、誘惑に勝てずに自分から聞いたにも関わらず、次の瞬間には犯人を暴露されたと被害者のように振る舞っていたのはよく分からなかった。
  • 2026年6月24日
    異常【アノマリー】
    異常【アノマリー】
    並製本 417頁(本編407) 面白かった。 一章では主に登場人物達の紹介を含めた日常が展開され、章の最後から急激に物語が動き出す。 あらすじ検索禁止という触れ込みに則り何も調べずに読んだために最初のうちは少し退屈さがあったものの、一章の中頃から登場人物達のやり取りによってこの先に待ち受ける事実が分かったため、どうやって決着させるのかとワクワクしながら読み進められた。 自分がこの状態に見舞われたらどんな選択をするのかを考えつつ読んでいた。ゲームでプレイしてみたいなと感じた。プレイヤーが選んだ選択肢によって分岐するゲームで。そして最後は小説と同じ終わり方になる
  • 2026年6月18日
    回樹
    回樹
    上製本 266頁(本編266) 良かった。 愛のお話の短編集。未知の物体、現象、生物と絡めた作品から、いつかの未来に本当にあり得るかもしれない作品まで、話の内容が分かりやすく説明されていて非常に読みやすかった。 大切な人に対して感じている愛は、その人のどこに対して感じているものなのか。魂か肉体か、別のものか。 惰性、消去法の愛は愛なのか。憎悪から始まる愛は愛なのか。 それらを短くまとめ上げていて凄いと思った。
  • 2026年6月11日
    ナイフをひねれば
    ナイフをひねれば
    文庫本 450頁(本編436) 面白かった。 四作目ともなれば流石に犯人を当てる事も出来る、しかし全ての謎のうち分かったのは半分程という、結局いつも通りの結果になった。 著者の癖が何となく見えて来た気がして注意深く読んでいたつもりだったが、恐らく日本人が見落とし易い謎もあったりと、まだまだ観察眼が足りていないなと感じさせられた。 シリーズを通しての謎も少しずつ解明され始めており、続編も楽しみだ。
  • 2026年6月8日
    世界でいちばん透きとおった物語
    文庫本 235頁(本編235) 非常に面白かった。 読んでいる途中に気になるところが多々あり、何かあるのだろうとは思っていたが、最後の章に入って理由が分かって感嘆した。 この形で手に取って、1ページずつ捲りながら読むことが出来て良かったと思う。 最後まで透きとおっていた物語だった。
  • 2026年6月4日
    君のクイズ
    並製本 189頁(本編189) 面白かった。 クイズプレイヤーは問題文が数文字しか開示されていない状態で解答することが多いが、その仕組みを改めて物語として読めて良かった。普通に生活していたら絶対に知る事はなかったし、それこそ魔法か何某かの確定ポイントがあったんだろうと深く考える事はなかったと思う。 そんな中で、問題分0文字解答という異次元の行動は可能か不可能か、このクイズに取り組み続けて遂に正解を見つけた主人公は本当にクイズが好きなんだなと思った。
  • 2026年6月2日
    生殖記
    生殖記
    上製本 284頁(本編284) 良かった。 事前情報無しによく分からないまま読み始めて、表紙の意味を理解した途端に今度は別のよく分からなさが訪れたものの、内容としては非常に真剣なテーマであったと思う。 感想を文字に起こすのは難しいと思った。様々な理由で繊細な内容だからだ。 ヒトが普段何となく感じている物事に対する言語化が素晴らしいと感じる。
  • 2026年5月27日
    殺しへのライン
    殺しへのライン
    文庫本 456頁(本編445) 面白かった。 今作は前作までとは打って変わって、事件が起こる前の流れから始まった。つまり、捜査前のやり取りが描かれていると言う事で、正直事件に何処まで影響があるのか分からない内容に感じてしまうが、そこを許さないのがこのシリーズだなと思う。 気になった点は幾つもあるし、自身の推理が当たっている部分もあったが、大事な部分は見抜けなかった。 シリーズを通して1番の謎が少しずつ解かれてきていて、シリーズ物を読む醍醐味を味わっている。
  • 2026年5月22日
    イン・ザ・メガチャーチ
    上製本 444頁(本編444) 非常に良かった。 オタクの書いたXとnoteを読んでいる気持ちになった。 個人的には今、本当に今読んだ方が良い、読むなら今じゃ無いと行けない物語だった。 心当たりがある描写が幾つもあり、読んでいるのが辛くて仕方なかった。逆に心当たりが無い描写は、冷笑している自分自身に気が付いて辛くなった。 結局今ここでこの感想を書いている自分も登場人物達と同じなんだと思う。 視野が広くては何事も楽しみきることは出来ない。
  • 2026年5月11日
    ババヤガの夜
    並製本 181頁(本編181) 非常に面白かった。 ゲームやらで描かれる仁義やら何やらで固められたキラキラの暮らしとは違い、汚く生々しい描写が記されているのが、それがほんの一欠片にしか過ぎないとも本来はこうなんだろうなと思わせてくれて良かった。 短いながらも骨太な内容で、読み易いにも関わらず、倍の頁数を読んだときのような濃密な体験を得られた。ミステリ小説に分類される理由も納得であり、読み直しも楽しい時間だった。
  • 2026年5月6日
    その裁きは死
    その裁きは死
    文庫本 457頁(本編445) 面白かった。 前作の犯人が分かるまでの形式から一筋縄では行かない事が分かっていたが、それでも犯人まではあと一歩届かなかった。読み返せばちゃんとヒントが書かれているのに、情報量が多過ぎて見逃してしまう。 これは絶対トリックに使われると思ったものがミスリードを誘い、関係無さそうな何気無さそうな行動が意味あるものだったりする。難しい。
  • 2026年5月3日
    電氣人間の虞
    電氣人間の虞
    文庫本 306頁(本編306) 面白かった。 都市伝説のお話。その名を語ると現れ、それの真相に近付いた者が次々と死を迎える。怪異か人為かが不明なまま最終章を迎えようとしたとき、とある1行が出て来て様子が一変した。 基本は怪異的な超常現象を漂わせているが、推理出来ない程ではなく、読み進めながら最終的にどちらに転ぶのかを考えるのが楽しかった。
  • 2026年5月2日
    メインテーマは殺人
    メインテーマは殺人
    文庫本 487頁(本編475) 面白かった。 探偵と相棒という構図はミステリにおいて定番と言えるし、相棒が探偵の事を執筆するというのもそう。しかし、探偵と相棒の仲が良く無いというのは個人的に珍しく感じて良かった。 内容は複雑な事件で最後のブロックに入るまで分からない事だらけ。勿論ヒントは散りばめられているし、読んでいる最中に気になった部分も多いので、推理力が高い人は犯人が分かるのかもしれない。 実在の作品や人物が多々登場するため、個人的にはそこが躓く部分だった。知らない名称が出ると検索してしまうので。 次作からはその心配は無さそうなので良かった。
  • 2026年4月27日
    われら闇より天を見る
    われら闇より天を見る
    並製本 518頁(本編503) 面白かった。 一つの事件からその後の人生の全てが変わってしまった人間達のお話。 ミステリ要素4割、ヒューマンドラマ6割との事前情報通りで、かつ、海外小説ならではの表現が多く、中盤までは読むのに時間を要してしまったが、終盤は読む手が止まらなかった。 ミステリ要素もヒントが幾つかあり、真剣に考えれば予想可能な範囲に感じるものの、自分は登場人物達の行く末に意識が持って行かれて推理するどころでは無かった。 原題も内容を的確に示していて素晴らしいが、読了し原題を見てから改めて邦題を見るとこれもまた素晴らしいなと感じる。
  • 2026年4月18日
    霊感インテグレーション
    並製本 285頁(本編285) 面白かった。 呪われた一族の生き残りである主人公がIT会社に就職し、オカルト方面に特化した一癖も二癖もある仕事をする話。一見すると正反対な組み合わせだが、行き着く先は一緒なのかもしれない。 IT用語も出て来るが、都度丁寧な説明がされているので分かりやすいのではないかと思う。
  • 2026年4月6日
    十字路
    十字路
    並製本 286頁(本編286) 面白かった。 シリーズものと知らずに読み始めたが、問題無く読了。 結末は人によっては早いうちからある程度分かるような状態だが、警察である主人公の地道な捜査によって少しずつ状況が開けていくのが丁寧に感じて良かった。時系列ではあるものの、視点が何度も変わるため、それに伴い登場人物も多い。 後味は半々という感想。とある最後と、その元凶に対しては防げたらどれほど良かったか、と思っている。
  • 2026年4月3日
    ストーンサークルの殺人
    ストーンサークルの殺人
    文庫本 582頁(本編572) 非常に面白かった。 読みやすく、主人公が難事件に対して、じっくりと一歩ずつ確実に、かつ、非常に爽快なスピードで立ち向かっていくのが非常に心地良く、読み始めると手が止まらず、栞を挟むのが大変だった。 とある登場人物の成長も主人公と同じくらい嬉しくなったりと、様々な人物に対して感情移入しやすい文章に思う。主人公は勿論、主人公の友人達に対しても。 次作もなるべく早目に読み始めたい。
  • 2026年3月28日
    5A73
    5A73
    並製本 348頁(本編348) 面白かった。 とある一文字の漢字が中心となって展開される物語。ジャンルとしては一先ずミステリが当てはまる。 幽霊文字、その存在は他の作品で知っていたが、いくつか存在していることから当該文字については初見だったので、登場人物達の思考にプラスして自分なりの解釈を考えるのが楽しかった。 そうして迎えた最後、この小説の章構成に感嘆することとなった。 この物語が少しでも世間に拡まると良いなと感じている。
  • 2026年3月20日
    全員犯人、だけど被害者、しかも探偵
    並製本 356頁(本編356) 面白かった。 密室に集められた七人の生き残りを賭けた罪の自白合戦、提示された罪に対しては綻びを指摘するために探偵になる必要がある。グルグルと入れ替わり立ち替わり犯人が名乗りをあげ、犯行の欠陥を指摘するために先程まで犯人だった人間が探偵になる構造が面白かった。散りばめられた違和感も最後には綺麗に回収されて、気持ち良く読み終えられた。
  • 2026年3月19日
    六人の嘘つきな大学生
    文庫本 357頁(本編349) 非常に面白かった。 前編後編の二章構成で、前編で受けた印象が後編になると何度も何度も変わったり変わらなかったりと、この小説のテーマに見事に沿う形で振り回された。 人は常に何かを評価する。評価基準は各々の五感によって生成されたチェックシートであり、それは突き詰めるところ"何となく"が殆どを占める。仕方ないと思う、人は自分の知ってる範囲でしか分からない。 この小説を読むときに作った登場人物達へのチェックシートは、読了後にボールペンで黒く塗り潰してぐしゃぐしゃに丸めて捨てた。そんなお話だった。
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