
midorisaejima
@midorisaejima
2026年3月19日
別れを告げない
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み終わった
生と死の境目がない場所で対峙し会話をする後半の場面が強く印象に残った。過去起きたことが今目の前で起きているかのようにありありと描き出す効果をもたらしていてかつて存在していた人や共に過ごした鳥、また人権を度外視した大虐殺を決して忘れないというひとつのメッセージになっているように受け止めた。死んだはずのアミの影が白壁にうつりその輪郭に合わせてキョンハはシャープペンシルで壁をなぞっていく。これはインソンが済州島の人々の証言や資料を集めていることと重なる。過去を知り思い出すことで追体験し今を生きる大事さを感じた。
