
単独派
@VvV0699
2025年3月15日

ブロッコリー・レボリューション
岡田利規
読み終わった
作者の他の作品を読んでから読むと「また、その場にいない登場人物による一人称か。まあ、そういうものだとして読もう。」となるのだけれど、それが終盤で、我々が作者によってそう思わされていた"常識"を破壊されて、それが自然である筈なのにショックを受ける。
海外に行って生活をした時に、それまで常識として無意識化されていたものが意識化したことにより、その常識が社会・国家によって浸透させられたものだと確信する瞬間の真空状態、登場人物がそれを味わう。
そして読者は、構造と物語の二重のそれを味わわされる。
好き好き好きぃ〜。


