
読書日和
@miou-books
2026年3月20日
方舟を燃やす
角田光代
読み終わった
長らく図書館で順番待ちして、やっと順番が回ってきた一冊。
どんなあらすじに惹かれて予約したのか、すっかり忘れてしまっていて、通勤のカバンに入れて読み始めた。
けれど、今の私にはちょっとヘビーだった。
物語は、1967年生まれの柳原飛馬と、1950年代生まれの望月不三子、二人の人生を交互に追っていく人間ドラマ。
オカルト、宗教、デマ、フェイクニュース、SNS、食事法。
人は「これが正しい」と信じるものにすがり、正しくあろうとする。
主人公たちはどこまでもまじめで、真剣に正しさを追い求めている。
でも読んでいる側には、どこか歯車が少しずつずれていくような怖さがあって、ぞっとする。
人物描写がとてもリアルで、脇役たちまで映像のように浮かんでくる。
重たい話だなと思いながら、途中で疲れてスマホに逃げたりもしつつ、結局気になって通勤の電車で読み続けて、3日ほどで読了。
一気に読んだけれど、なんだかどっと疲れた。
それでも、こういう「ありそうな話」をここまでリアルに描けるのはすごい。
それにしても、
ノストラダムスの大予言、懐かしいなぁ。