しゅう "クォンタム・ファミリーズ" 2026年3月20日

しゅう
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@shuu62
2026年3月20日
クォンタム・ファミリーズ
昔から敬意を持っている、東浩紀氏の単著ではおそらく初の小説。 100Pを過ぎたあたりだが、セリフも少なく、文体が基本的に短文の「〜った。」の過去完了形で書かれており、視点人物のモノローグのように進み、少し読む事に苦労する。 内容としては量子力学の世界でいう「かさねあわせ」の状態が世界そのもので起きうるという仮定で書かれていると思うのだが、専門用語が難しくて正直よく分かっていない。 「ぼく」はかさねあわせの世界で新しい幸せを作るのか、元の?世界で実直に生きるのか、そういう話になるのだろうか。
しゅう
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@shuu62
(ネタバレ有) 平行世界の物語が複雑に絡み合い、セリフを発している人物がどの世界のどの人物のどういう人格なのか、自分の意識が平行世界に飛んでいきそうなところを何とか耐えつつ読み進め読了した。 世界観の複雑さと特徴的な文章に相当な読みづらさを感じていたが、じっくり丹念に考えていくと徐々に物語が染み込んできた。 平行世界の中であらゆる家族の可能性を見ながら、自分の罪を捉え、自分とその周りの関係を再構成し直す物語だと解釈したが、まだまだ理解の及んでいない部分がありそうだ。 東氏の、普段の言動の背後にある思想が垣間見えたり、ファンとしてはクスリとなる瞬間があり、小説としての面白さはもちろんだが、東氏の理解にも役立つ本だと思った。
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