
なこ
@nonbibiri75
2026年3月19日
正欲
朝井リョウ
読み終わった
借りてきた
感想
読み終えてからすぐに見返した冒頭に鳥肌たつわ。
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人に言いづらい悩みを持つ何人かの視点が行ったり来たりして話が進んでいきます。不登校だったり、異性が怖かったり、あるいは水が。
バラバラに見えていた人々の世界がどんどん繋がっていくさまが圧巻。読みやすい文章でとんでもなく重いテーマが綴られていました。
正欲って性欲を想起させるワードなのに、性的嗜好の話なのに、全然性的なものを感じませんでした。それは私がマジョリティだから? そしてマジョリティであることをずっと薄っすら責められているような気分でした。
〝水〟の皆さんの生きることに必死なさまが痛々しく、前向きなアクションが悪い方へ向かったのも切ないです(この本の中に数人いる時点でマイナーさが薄れない?と思ったのはここだけの話🤫)。
でも、八重子の叫びが一番正しいとも思えました。本当は誰しも痛々しいほど必死に生きているだけ。どんな背景でも性癖でもダメなものはダメだし。
多様性とは不快さを受け入れることって聞いたことあります。マイノリティ本人が「そっとしておいて」と思うなら、繋がらないことが正解なんですよね。隣の人がどんなフェチかなんて知らなくてもいい、犯罪でなければ生きる権利があります。自分の狭い世界だけを念頭に話したら、悪意がなくても相手の心を抉る可能性があると気付かされます。私もついついヘテロや結婚や家族を多数派=正解と考えがちです。その奥を想像してどう発言するか。激ムズの難題を突きつけられた本でした。
朝井リョウさん、アホエッセイストと認識していましたが本業とんでもなくやべえ才能の持ち主だったのですね。本も作者も化け物だ🙄
家族への推薦度★★★☆☆
最後に一言。
啓喜、たぶん検事としてポンコツ😂 今までは知らんけど、この事件に関しては何も真相を探り当てられない未来がありありと見える。本質とずれてるんだってば。視野が狭い。だからラストが…。越川を見習えばー?ƪ(˘⌣˘)ʃ







