正欲

57件の記録
- ミオReads@hanamio032025年7月21日読み終わったAudibleで3か月近くかけて聞ききった(途中他の本を読んだり色々していた時間が多かった)。 文体が今風だからAudibleで聞くには聞きやすいんだけど、わたしだったらここは流し読みするな〜という文章もずっと聞いてなきゃいけないのがしんどい小説だったな。あと、小説の技法的にも多分字で読んだ方が面白かったかもしれない。でもAudibleだから最後までたどり着けた気もするので、それはそれ。 読後感(読んでないけど)は悪くなかった。「あそこでわたしが止めなかったから、まだ生きていられているのかもしれない」という締めが。誰とも繋がれていなかったんだろう生きていた結果のフジワラサトルの結末と比較して、特に。
- 読むjnko@jnkoyomu2025年7月4日読み終わったEテレの番組で朝井リョウさんが出ているのを観て、気になっていたのを思い出した。重い衝撃と、読まなければならなかった、これは、という気持ちと。
- I.@spring_3172025年2月24日読み終わった読もう、観ようと思っていて何故か手をつけていなかった作品 今読んで良かった 最近私は「自分がいちばん不幸であると酔っている」人間に対して嫌悪感を抱いていた その感覚を「正欲」の中で紐解いてくれた気がする 正しさとはなにか 八重子と大也の言い合いになるシーンや啓喜と家族のすれ違い ただマジョリティとマイノリティを分ける、更にマイノリティの中で認められるものと認められないものにわけてしまうだけでなく、それを比較したり、ぶつけ合わせることですごく理解しやすく書かれている
- momo@momo52023年11月28日読み終わった初めて朝井リョウさんの本読んだ。 この人は人の思考とか情景を文字で表すのが本当に上手だ。 関係ない一文に見えて、間接的に本質伝えてくるのなに??天才すぎませんか??と思ってしまった。 特に、「多様性とは都合よく使える美しい言葉ではない。自分の想像力の限界を突き付けられる言葉のはずだ。」に心打たれた。 多様性の時代だとは言われるけれど、その陰に隠れているもの、社会ではその感性はあり得ないと断罪されてしまうものが多くあると思い知らされた。 世の人々は皆、自分の感性は正しい、この欲は普通なんだと自他に言い聞かせ、確認し合っている。でも、普通とは何だろうか。 正しい欲と何なのか、多数派が全て正しいのか、分からなくなってしまった。自分では考えつかなかったものを、簡単に多様性の3文字で片付けてはいけないと思った。
- 🦆@dyslexia-kamo2023年8月5日読み終わったそれはもういろんな界隈でいろんな人が履修していたのできいた。あーあ、あーあって感じ。 後味は良くない、救いもない。好きか嫌いかでいうと何とも言えないけど、何かを感じ取る力があるのなら履修はしたほうが良い。生きづらいね、生きづらい。 ただ私は意外と臆病なので、この話を読んだ、好きだと公言するとなんらかを疑われるのではないかと考えてしまうね。そんな心配しなくても私は十分疑われる属性ばかりを纏って生活しているのに。
- 5月@yacchi51900年1月1日読み終わった朝井リョウの斬り込み方にはいつもやられる。 マイノリティ側の人への目線がフラットで、過剰に肩入れするわけでもなく、だからといって「自分、マジョリティ側なんで!」という姿勢でもない。 多様性を受け入れよう、なんていうのは所詮きれいごとであって現実的ではない。 上っ面だけで語る多様性とかLGBTQとか、そういうのはおなかがいっぱい。 どうしても受け入れられないものが目の前にあらわれた時、あなたならどうするの?と突きつけてくる本だ。