
読書日和
@miou-books
2026年3月21日
私が間違っているかもしれない
ナビッド・モディリ,
キャロライン・バンクラー,
ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド,
児島修
読み終わった
著者のビョルン氏は、スウェーデンでエリート教育を受け、若くして経済界で成功。
26歳でCFOに就任するなど、華やかなキャリアを築く。
しかし心の空虚感と違和感に耐えられず、すべてを手放して出家。
タイの森の僧院で17年間、厳しい戒律のもと修行に打ち込む。
修行を終えてスウェーデンに戻ったあと、うつ病を発症してしまう。
人間の思考はこんなにも影響を受けやすく、もろいものなのかと驚かされた。
ただの成功体験の物語ではないところが、この本の深さだと思う。
読んでいて特に心に残った言葉。
「まず自分自身を思いやることができなければ、他者を思いやる心はもろいままである」
自分に批判的で厳しい目ばかり向けていると、苦しんでいる人を本当に助けることは難しい。
ああ、これは自分のことかもしれない。
そして現代社会にもよくあることかもしれない。
完璧を求めすぎず、
「自分はできる限りのことをしている」と考えること。
そして「他人もまた、できる限りのことをしている」と考えること。
とても沁みた。
自分の体に感謝し、もっと大切にしよう。
そして、自分の思考=自分ではない、ということに気づき続けたい。
読んでいて励まされることが多かった一冊。
これは自分へのメモ。
=======
「瞑想したら、心が静まるはずだ」と考えているが、それは大きな誤解だ。静かな心を持つのは死人だけだ。生きている限り、私たちの知性は働き続ける。
これらが「思考」であり、事実ではないことは理解しなければならない。
永遠に変わらないものはなにもない。困難な時期でさえも。
私たちは自分の思考を選べない。思考の形をコントロールできない。
心に何を浮かべるかはコントロールできない。私たちが選べるのは、その考えを信じるかどうかだけだ。
人生で確実なのはただ一つ。いつか終わりが来るという事だけ。
それ以外のすべては、どれもが不確実な希望や恐れ、思い込み、予想にすぎない。

