
あさだ
@asadadane
2026年3月21日
この世の喜びよ
井戸川射子
読み終わった
小説
すき
@ ほんたす しんこうべ
大きな起伏がある物語ではなく、淡々と詩のように綴られており、序盤は<あなた>を介して自身の父母や祖父母のことを回顧する装置のような機能を持つ作品という感覚があった
うまく伝わらなかったこと、期待に応えようと無理をしたこと、そしてそれ以上に与えてもらったこと、そういうあれこれは日常の細部に宿る
終盤は<あなた>の内省が曇天から差す光みたいな切実さがあり、この小説に「この世の喜びよ」と名づけることに希望があると思った
