

あさだ
@asadadane
書を捨てよ、町へ出ようをなかなか実践できない人
- 2026年1月10日
我が手の太陽石田夏穂すき読み終わった小説溶接会社の品質管理部門に勤めていたことがあるので「品管に溶接工の気持ちはわからない」という言葉にぐさぐさ刺された、正にそのどうしようもない軋轢みたいなものが辛かったのが退職理由のひとつでもある… あらゆる界隈に言えることだけど、抗えない衰えにより矜持が変貌してしまうのは哀しい - 2026年1月9日
春琴抄(新潮文庫)谷崎潤一郎すき読み終わった小説視覚を喪うと聴覚や触覚が鋭敏になるとよく聞くが、それの極地のような作品 感覚が研ぎ澄まされるだけでなく、それを通して春琴という存在・春琴という本質が見通せるようになり、深く心を通わせ合えるようになったというのは、絶対に当人同士にしか理解できない世界だ… 昔から概要は知っていたので正直今更読まずとも…と思ってたけど読んでよかった〜! - 2025年12月28日
- 2025年12月27日
マリリン・トールド・ミー山内マリコすき読み終わった小説マリリンは鬱屈としたコロナ禍の中で杏奈をひとりぼっちにしなかったヒーローのような存在で、そして杏奈が執筆した卒論によってマリリンにとっても杏奈(&マリコさん)はヒーローになっていたら嬉しい “山内マリコのマリリン・モンロー論”ではなく、あえて小説にすることでマリリンだけでなくコロナ禍を過ごした学生たちや母娘関係についてもスポットを当て手を差し伸べているような感じがとても好きだった - 2025年12月25日
冷ややかな悪魔石田夏穂すき読み終わった小説会社の新方針によって海外出張を一時禁じられた営業職のユカリが、「冷ややかな悪魔」によってどんどん狂っていく やれコンプラだハラスメントだと言いながらまだまだ跋扈する独身弄り、パーソナルトレーナーとの雑談に四苦八苦する姿など解像度の高さにケタケタ笑っていたら、いつの間にか取り返しのつかないところまできていて「ユカリ、あんたもうやめな…!」とオロオロしながら懇願してしまった 石田夏穂さんのワードセンス、コミカルでシニカルな作風だいすき! - 2025年12月23日
零合(創刊号)れむれむ,伊島糸雨,坂崎かおる,志村貴子,綾加奈,青島もうじき読み終わった小説百合専門文芸誌 坂崎かおる「あーちゃんはかあいそうでかあいい」がとても好きだった 火葬した骨を食べる描写、もしくは食べたいという欲求については度々目にすることがあるけど、歯について書かれている作品はあまり読んだことがなかったので新鮮だった 歯科の受付をしていたこともあり尚面白く読めた - 2025年12月18日
くもをさがす西加奈子すきエッセイ読み終わった30歳目前になり、次々と心身の不調が出てくるし鏡に映る自分の姿を見て辛くなるし、この先ボロボロになって様々なことを諦めたりしながら老いていくのかも…とナーバスになったりする私にとって、御守りのような一冊になった 私のことをもっと愛してあげたい 西加奈子さんの本を読むと、私と西さんが竹馬の友だったかのような錯覚に陥ることがあり、そんな風に思わせてくれてありがとうと泣きそうになる - 2025年12月17日
センスの哲学千葉雅也読み終わったセンスとはそのもの自体のリズムを感じること、という捉え方は確かに頷けるものがある、H!Pのオタクとして… 「全体像を捉えるよりもまずは部分部分を味わうことでより複雑なリズムが浮かび上がってくる」という言説は、正に私の映画や文学などの楽しみ方だったので肯定してもらえたようで嬉しくなった 「伏線回収や畳み方が下手」など世間で酷評されていても、何かひとつ自分にとって宝物のようなシーンがあれば私はその作品を抱きしめたくなる性質で、この感覚は曲げなくていいんだと思えた - 2025年12月17日
海のうた左右社編集部読み終わった短歌海って何もかもをいとも容易く飲み込んでしまう絶対に抗えない圧倒的な怪物とされることもあれば、「母なる海」と呼ばれ生命の源・安心感・寛容などのモチーフとしても扱われる、かなり不思議な存在に感じる 冬の海を散歩するのが好きだったことを思い出し、久々に行きたくなった - 2025年12月17日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈またいつか小説1話目読了 読む前は「成瀬が台風の目のごとく周りを巻き込むお騒がせドタバタコメディ」的なものを想像してたけど、むしろ島崎が結構積極的に成瀬の懐に入っていく感じがして意外だった ふたりともまっすぐでかわいい - 2025年12月16日
- 2025年12月16日
- 2025年12月15日
恋とか愛とかやさしさなら一穂ミチ読み終わった小説この物語と似たような境遇になったことがあるため、あまりにも自分事として読んでしまい辛かった〜! 彼を取り巻く女性たちは各々異なる感情を抱き行動するけど、それらに正解も不正解もなく、どうにか折り合いをつけたり切り捨てたり都合よく解釈したりして生きていくしかない(それが自分のため・護るべきもののため・彼のためなのかも含めて正解も不正解もないし、誰かのためと思いながら本来はそうではないことも往々にしてある) - 2025年12月13日
生殖記朝井リョウすき読み終わった小説共感したり救われた気持ちになる部分が多々あるが、それと同時に痛いところを突くやん…と叫びだしたくもなり、己の想像力の乏しさや稚拙さを恥じた 人間ってキモくて最悪で一体なんなんだアタクシたちって奴は…と思うが、それでも生きていこうという気持ちになった - 2025年11月30日
ヴィヨンの妻太宰治読み終わった小説不愉快なのに嫌いになれない、魅力的なクズを書くのがうま〜い!(太宰本人の気質や振る舞いが多分に含まれていると思うのでそりゃそうという感じではあるが) 崖っぷちで生きているからこそ生じる聡明さが妻にあり、強さ・明るさ・諦念など様々な要素を感じる - 2025年11月25日
- 2025年11月23日
落雷はすべてキス最果タヒ読み終わった詩どれだけ他者と触れ合っても人はずっと孤独で寂しいし、心の底からわかりあえることなんてないと分かっているけれどそんなことすぐに忘れてしまって(忘れたふりをして)、誰かを愛して空洞を埋めようとするけど埋まらなくて、その度にまた孤独を知る、そんな繰り返しの中でみんな生きているのかもと思った - 2025年11月22日
一撃のお姫さま島本理生すき読み終わった小説キリスト教文学の講義を受け持つ大学教員と、15歳下で宗教二世の青年の話がとても好きだった 年齢差や彼の出自など様々な要素が繊細に書かれていて、0か100かはっきりせずとも葛藤は葛藤のまま抱えて前向きに生きていっていいんだと思えた 最後の依里から時生に向けるまなざしの優しさに泣きそうになってしまった 全編通して悩みやトラウマを抱える女性に共感する部分が多く、同時に著者の寄り添いに救われるような気持ちになった - 2025年11月18日
- 2025年11月17日
あなたのことが知りたくてデュナ,ハン・ガン,チョ・ナムジュ,松田青子,深緑野分,西加奈子すき読み終わった小説常々読んでみたいと思っていた韓国人作家が名を連ねていて入門書に丁度いいアンソロジーだった チョ・ナムジュ「離婚の妖精」 読んでいる間、スピッツの夜を駆けるが脳内で流れてた こういう話無限に読みたい デュナ「追憶虫」 自己と他人の境界が混ざり合い曖昧になる感覚、それでも個で在ることと集合体で在ることは両立できるということ 西加奈子「韓国人の女の子」 西さんの書かれる人物たちはいつも鮮烈で「今」を生きてる、そういうところが大好きで苦しい ハン・ガン「京都、ファサード」 心の奥のやらかいところに触りたいと思う気持ちも、それに恐れを抱いてしまうこともどちらも本人の意志であり自由で、そうして傷つけたり傷ついたりしながらみんな日々を生きている、もっときれいにパズルのピースがはまったらいいのにと思うけれど人生ってはかない イ・ラン「あなたの能力を見せてください」 さっぱりと淡々としているのに明確な怒りがあり圧倒された 私もセックスに代わる愛情表現を日々捜している 星野智幸「モミチョアヨ」 三人称かと思いきや一人称だった 私も小学生の頃からしっくりくる一人称が無いとずっと思っていたのでとても親近感がわいた!誰かと話す際私は「わたし」と「あたし」の間のようなモニョモニョした喋り方をして誤魔化していることが多い
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