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あさだ
あさだ
あさだ
@asadadane
その日その時感じたことを思い出せるように、という気持ちで記録しています
  • 2025年10月9日
    倚りかからず
    倚りかからず
    大樹のように堂々と淡々としていて確たる意志があり、柳のようなしなやかさも併せ持つ人だと思った こんな人になりたい 背中を叩かれるような気持ちになる詩、じゅんわり染み入る詩、思わず笑ってしまう詩など多様な作品がある
  • 2025年10月7日
    対岸の彼女
    対岸の彼女
    傍にいることがなくなっても、離別しても、かつて私が誰かへ抱いていた愛も情も無駄なものなんてひとつもなかったし、誰かからもらったものも無くなりはしないと思った
  • 2025年10月4日
    遠い指先が触れて
    ふたりの人間の輪郭が曖昧になり溶け合っていくような、不思議な文体だった 小説というより散文詩を読んでいるような感覚になるときが度々あった
  • 2025年10月3日
    ババヤガの夜
    血湧き肉躍る魂、圧倒的暴力、そして強い女と気高き女のロマンス!最高!!! 普段ミステリーやバイオレンスはあまり読まないが楽しく読めた、何より勇気をもらった、強く逞しく生きていくわよ
  • 2025年10月2日
    JK、インドで常識ぶっ壊される
    ポップな旅行エッセイと思いきや、親の転勤でインドへ引越したJKの生活が綴られた濃密なエッセイだった 経済格差やストリートチルドレンのような社会問題にJKの目線から等身大で向き合い、己にできることは何なのか思考し行動する姿が素敵 「他者に向ける無意識の偏見」というものは自分ではなかなか気づけないが、著者はそれをすぐに省みアップデートする力があり尊敬する
  • 2025年10月1日
    出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
    深い仲にならずとも、その場限りの関係であっても、相手にしっかりと向き合いたいし、私との対話によって相手が何かしら温かな感情を抱いてくれたらそれはとても幸福なことだと思う
  • 2025年9月29日
    小さき者へ
    小さき者へ
    最期まで母親としての矜持を貫いた女性、その矜持を護り抜こうと努めた夫、いつか辛く厳しい航海へ漕ぎ出していく子へ向けた親の愛
  • 2025年9月27日
    みえないもの
    みえないもの
    傷を剥き出しに、赤裸々に綴られているのに詩的で、その美しい表現が苦痛を浮き彫りにしていた 「人間も自然の一部である」という著者の価値観に救われたような気持ちになる
  • 2025年9月23日
    禅とジブリ
    禅とジブリ
    最近仏教に関心があり、とっつきやすそうな本を旅先の本屋で見かけ購入 過去に祖父母の葬儀に参列した際、毎回「箸で掬い骨壷に詰めるこの作業は一体何…」と思っていたため、「お骨」についての価値観が記されている章がとても面白かった
  • 2025年9月22日
    肌に流れる透明な気持ち
    「きゅんきゅんしてしまう、もうアラサーなのに…」と思いながら読み進め、読了後は「何歳になってもきゅんきゅんしたって良い」となった 短歌ブームがきている!
  • 2025年9月21日
    バリ山行
    バリ山行
    山に登る人、山に魅入られる人に昔から興味がある(自ら登る気は露程も無いけど…) バリとは整備されていない危険な道無き道を往く登山のことで、景観美や登頂がもたらす充足感等とはおそらく異なるものに感じ入って行われている 死と隣り合わせの環境から生じる恐怖、逆にそこから開ける「凪」のような状態、社会に属する者としての孤独や安堵、色んな感情が混じり合っていた 兵庫県民なので、ゆかりのある地名がたくさん出てきて楽しかった!
  • 2025年9月20日
    サンショウウオの四十九日
    胎児内胎児であった父、その娘として産まれてきた結合双生児であるふたりの話 杏と瞬の視点がめまぐるしく入れ替わり混乱するが、このめまぐるしさが臓器のみならず思考をも共有する彼女たちの状態を表しているのだな…と感じる 萩尾望都や手塚治虫の作品でも扱われていたテーマだけど、全然違うアプローチで書かれていて良い
  • 2025年9月17日
    夜を着こなせたなら
    装丁とタイトルに魅かれ購入 手で背を撫でる衣ずれの音まで聞こえるような静けさの中に、健やかな生命力と燃えるような力強さがある 今まで私が取りこぼしてきてしまったかもしれない愛情や寂寥感を、隣に座って一緒に振り返ってくれるような優しさを感じながら読んだ
    夜を着こなせたなら
  • 2025年9月17日
    夏の葬列・昼の花火: 山川方夫名作セレクション
    夏が終わる前に読了 陽炎を見ているようなぼおっとした雰囲気と、それからじりじり灼きつくされるような感覚に襲われた
  • 2025年9月16日
    スノードーム
    スノードームの中から見える狭い視界の話ながら、世界の滅亡について議論するなどスケールの大きさも感じられ、しかしそれらも私たちの日常と地続きだとも思う ほぼ全ページに挿絵があり楽しい!
  • 2025年9月11日
    ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
    何かに打ちのめされているとき、ふと「男とか女とかそういう概念を取っ払って、ただの球体みたいな存在になれたらいいのにな…」と思うことがあり、七森はこの感覚を理解してくれるのかもしれないと思った 七森と麦戸ちゃんの関係は勿論、ふたりに対する白城の在り方も愛があって良い
  • 2025年9月9日
    常識のない喫茶店
    迷惑客とは喧嘩して良し、出禁にして良しという喫茶店で働く著者のエッセイ ただの接客業あるあるに留まらず、従業員たちの言動がとても痛快で気持ちいいし、その裏には自分たちの尊厳を大切にする凛々しさが詰まっていて、「私も心に虎を飼うぞ」と勇気づけられた
  • 2025年9月9日
    逃亡するガール
    逃亡するガール
    富山に住む女子高生ふたりが出逢い、閉塞的な環境の中でなんとか日々を生きている 100分で読めると銘打ったレーベル出版ながら、ガザ地区問題など様々な要素がぎゅっと凝縮されていて濃密 私も地方に住んでいた経験があるからか、山内マリコさんの書く地方女子作品にハズレ無しと感じる
  • 2025年9月8日
    湖畔の愛
    湖畔の愛
    YouTubeの文芸ブルータス歌会で町田康さんに興味を持ったため読んでみた 新喜劇やギャグ漫画を読んでいるような感覚、荒唐無稽で破茶滅茶で思わず笑っちゃう
  • 2025年9月5日
    白痴
    白痴
    これから先も男の隣には白痴の女がいるだろうと思うし、そうであったらいいなと思う 最初の仄暗く気怠い雰囲気から一変して、終盤は空襲描写の生々しさ、火に囲まれながらひた走る臨場感、男から女への感情の発露が目まぐるしくするすると読めた、文章が上手い〜!
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