
菜穂
@mblaq_0825
2026年3月4日
桜の森の満開の下・白痴 他十二篇
坂口安吾
読み終わった
本のある暮らし
積読家
輪読会
読書会すみれ内で開催された輪読会にて読了。
一冊を通しての感想です。
作品ごとに表情を変える坂口安吾の振れ幅に驚かされる一冊でした。
「風博士」の癖の強さに惹き込まれたかと思えば、その後は異なる趣の作品が続き、読者を揺さぶります。
常識から逸脱した女性と翻弄される男性、そして人間の愚かさと生への執着が静かに描かれていました。
とりわけ「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」は、残酷さの奥に潜む愛情が、読後じわじわと胸に広がります。
強くはまるわけではないのに、なぜか気になり続ける、不思議な魅力のある作家です。


