
wingfeet
@wingfeet
2026年2月22日
老人と海
アーネスト・ヘミングウェイ,
高見浩
読み終わった
読書会の課題本として。新潮の旧訳(福田訳)、角川の3冊を読み比べて、いちばん自分には合う訳がこれだった。初読は30年以上前で、その時は獲物を失った老人に虚しさだけが残ったみたいな話として捉えていたのだけれど、今回読み返して劇的に印象が変わった。
巨大なカジキを釣り上げた後、カジキと精神的に結びついた老人が、傷ついた戦友を守るために次から次へと襲い来るサメたちと絶望的な撤退戦を繰り広げる、と読めて、こんなに胸熱くなる物語だったのかと見直した。
読書会では、他の参加者からはまた全然違う感想を聞き、こんなシンプルなストーリーなのに読み手によってこれだけ多様な捉え方ができることに、さすがはヘミングウェイにノーベル文学賞をもたらした作品と感銘を受けた。