
菫
@smr_1015
2026年3月22日
犬のかたちをしているもの
高瀬隼子
読み終わった
⚠️ネタバレあり
自分も子供を持つことに前向きではないので、主人公の考え一つ一つに共感しながら読めた。
女だからって、必ずしも子供を可愛いと思うとは限らないのに、この世界は「子供が好きであるべき、特に女性は」という空気を感じるので生きにくい。
私も犬の方が可愛いと思う。わかるわかる。
ただ、子供を持つことにはタイムリミットがあって、「持たない」と決め切るにはまだ私は若すぎて。勇気が出ない、この選択を後々すごく後悔するんだろうか、とか、すんなり子供ができるとは限らないのだから早めに考えておかなければいけないんじゃないか、とか。
だからこそ、最後のミナシロさんの選択は「ずるい」と感じた。子供を産むこと・持つことをクリアして、そして「子供」がいることで、主人公から恋人まで奪うことができる。それってあまりにも、惨いんじゃないかって。
でもミナシロさんの気持ちも分かるし、難しい。登場人物全員がぶっ飛んだ考えを持っているようでいてそうではないから、自分の立場だったらどうするかを考えて頭を悩ませながら読んだ。
