
きん
@paraboots
2026年3月23日
読み終わった
悩み苦しんでいる人に、もしかしたら救いになるであろう一冊。
スルッと読めて面白い。
サクッと読めてしまうが、スっとかんたんに理解できるわけではない。
作者のしんめいPさんが、東洋哲学の真理をわかりやすく書いてくださっているが、それぞれの教えの心理に到達しようとすると、思考が停止してそれ以上考えられずなんとなく視界が白くなってくる。そして急に自分と自分以外のものとの境界みたいなものが曖昧になってきてまう。
いわゆる空の状態なのかもしれない。
考えてみればぼくは、いつも自分探しをしていたように思う。
自分とは何かだの、好きなことはなんですかという問い、あるいはやりたい仕事は何?だの、常に答えを求められてきた。が、長い間見つからず若い頃は苦しかった。苦しさから逃れるため、見つかったと思いこんだりしたが、それは自分のきもちに嘘をついて手っ取り早くでっち上げたものだったりもした。
何者かになりたい一心だった。
そして何者かになれないことに苛立っていた。
そんな自分の在り方に嫌気がさして、ここ数年は虚無感に苛まれている、いた。
自分なんてとるに足らないんだ、そう思っていた。
が、本書を読んでそれは自分自身の慢心によるものだと言われ、ハッとした。ハッとして目が覚めた。
人間は産まれようとして産まれるわけでもなく、ただ生まれ落ちて生きる、自分にとって自分がそれだけだと思っていた存在が、本書を読みただ生きることへの肯定感みたいなものを励まされたように思う。
うまく言葉にならないが、これが空の状態なんだと読後じわっと噛み締めている。









