
emu
@emu___0h1s
2026年3月22日
ハジケテマザレ
金原ひとみ
読み終わった
先日読んだ「嫌いなら呼ぶなよ」と同様、コロナ禍の世界を描いた作品。沢山の聞き慣れないスパイスをふんだんに詰め込んだカレーのように、自分も人生もその時その時で変化する、色とりどりになっていく一瞬のその過程。人より秀でたい、他の人とは違う何かに憧れて、普通でいることに劣等感を抱いて、何者かになりたくてもその何かがわからないでいる真野。自分以外の仲間を遠くから俯瞰し時に冷たい目で見つめる彼女はどこか私にも通じるところもあって、これは自分の小説でもあるのではないかと思った。金原ひとみさんの作品はこれが初めてだったけれど、他にもたくさん読んでみたい。

