
やんま
@yanma0818
2026年2月1日
正欲
朝井リョウ
読み終わった
「面白かった」と一言で片付けていいのかわからない。けれど、間違いなく「読んで良かった」と思わされる、劇薬のような一冊だった。
世間で叫ばれる「多様性」という言葉への痛烈なアンチテーゼ。
結局、多様性なんてものは、自分が許容できる、理解できる範囲でしか機能しない都合の良い言葉に過ぎないのではないか。
その範囲からこぼれ落ちた「本物の異物」を目の前にしたとき、自分は果たして「多様性」という言葉を使い続けられるのか。
自分の薄っぺらな倫理観を、根底から揺さぶられる経験だった。

