
りー
@readbooksibought
1900年1月1日
マリア様がみてる
今野緒雪,
ひびき玲音
かつて読んだ
初読は2011年3月。世の中が大変になっていく中で、私は『マリみて』をひたすら読み耽ることで平静を保っていた。計画停電の際に懐中電灯で『ウァレンティーヌスの贈り物』を読んだのは強く記憶に残ってる。全巻通して読んだ感想としては、「もう、こういった少女小説は世に出ないんだろうな」って。携帯電話やスマートフォンが現れて、人と人との繋がり方や時間の過ごし方が変わってしまったこと。ロザリオで契りを交わすこと、“姉妹”となった上級生が下級生を導くこと…それらが高校生という刹那的瞬間に機能すること自体が、今ならもう不可能だろうし。また、作中唯一の同性愛的描写がある聖と栞の関係は、かつてなら淡い感情の延長のロマンスの温室に閉じ込められたが、今ならインターネットが媒介してLGBTQに回収されてしまうのではないか?