糸太
@itota-tboyt5
2026年3月25日
大工日記
中村季節
読み終わった
まるで呼吸だ、と思った。頭に浮かんだ言葉がそのまま、吸って吐く息に乗っかって流れ出てくる。無駄な漢字変換なんていらない。だって次の息を待ってられないから。このリズムは生きている証そのもの。そう思えるくらい、中村さんの文章は読み手の私に生々しく響いてきた。
だからだろうか。読んでいると自然と呼吸が合ってくる(ような気がする)。そして、中村さんと同じように、怒ったり悲しんだり、笑ったりしてしまう。いつもの自分とは違う、コントロールの外にある感情の表れかたが、とても新鮮で心地良い。
この感じが、きっと私には足りていないんだ。言葉がものすごい勢いでドアをノックしてくる。鈍感な私も気づけるくらいのボリュームで。
ちょうど今、職場の隣でマンション建設が進んでいる。職人さんの声や作業している音も聞こえてくるのだが、自然に湧き起こってくるリスペクトが、素直に嬉しい。


