糸太
@itota-tboyt5
2026年3月25日
献灯使
多和田葉子
読み終わった
想像に想像を重ねたようなフィクションに、ここまでの現実感が宿るのはなぜだろう。いわゆるリアリティとは違う。いつの間にか多和田さんの夢の中へと連れていかれ、でも、その地面は自分の足でしっかり踏み締めているような気分。
唐突な終わり方も夢みたい。起きてすぐ思い返そうとするんだけれど、物語はうまく繋がっていってくれなくて、焦る私の心に残るのは底知れぬ興奮のみ。これもまた夢に似ている。
タイトルの作品は、海外の文学賞を受賞しているという。この日本語遊びの面白さも、そこで得られる興奮を損なうことなく、苦労して翻訳されたのだろう。素晴らしい!!

