
amy
@note_1581
2025年3月16日

雪国
川端康成
かつて読んだ
感想
すべてを文にして語らない、それが川端康成の作風だと思うし『雪国』ではそれが特に顕著だと思う。
寒々とした風景の描写はひたすら美しい。
星空の描写が特に好きです。
自分にとっては意味の内容なことが他人からすると生きていく理由になるというのは今でも通じるテーマ。
小説なのに、文豪なのに『書かないこと』を徹底して必要最低限な言葉で構成された作品なので、一から十まで説明してほしい人からすれば読み取るのが難しい。
文章からいかに『察する』かが求められる。
すべてを咀嚼できているとは思えないのでまた時間を空けて読んでみます。
駒子は一生懸命で哀れでかわいい。





